【目次】

 

 

鵞足炎や膝の痛みがある方への有効な治療について

 

理学療法士　神林

膝の痛みを直したい方、鵞足炎と診断された方、再生医療を検討してる方はこの記事を最後までご覧いただき膝の治療を開始していきましょう。

 

鵞足炎の膝の痛みを直すには有効な治療があります。

その治療はウォートンジェリーエクソソーム治療と言われています。

ウォートンジェリーエクソソームは論文上、臨床上でこのような効果を認めています。

 

• 膝の痛みを改善する効果
• 膝の炎症を抑制する効果
• 膝軟骨を再生する効果

 

これらの効果を持ち合わせている治療です。

鵞足炎は膝の炎症が原因なので炎症を抑えて早期に治療することが大事です。

 

田邊院長

そうですね。

どの病気もそうですが、早期発見・早期治療は非常に大事です。

 

鵞足炎とは

 

鵞足炎は結構甘く見られやすい疾患ですが、実は重症なことも多いです。

悪いまま放置しておくと軟骨がすり減るのも早くなってしまいます。

そこの腱が悪いと膝のバランスが悪くなるので、長期的に見ても鵞足炎は早期に治療することがポイントです。

 

理学療法士　神林

ウォートンジェリーエクソソームで炎症を直して鵞足炎を治すという認識ですね。

 

田邊院長

そうですね。

「鵞足」という言葉を聞いたことがない人も多いかも知れませんが、「鵞足」とは筋肉の塊りです。

 

半腱様筋や縫工筋などの筋肉の集まりです。

その始まりの部分を鵞足と言います。

そこはどうしてもその引っ張られることが多いので炎症を起こしやすいのです。

 

変形性膝関節症として治療を受けていたけれども、実際きちんと診察すると鵞足炎だったということも多くありますので、まずは診察がとても重要です。

 

実は、これを知らない先生も多いと思います。

鵞足炎と関節外症状と言って関節包と言う関節の袋が炎症を起こしてるのとは少し場所が違います。

 

変形膝関節症で悪くなると関節包も炎症を起こしてきます。

その場合は関節包を治療しなくちゃいけないですね。

それが鵞足炎の場合少し下なんです。

 

この違いの差を細かく見極められないとどれだけいい注射を打っても意味がないのでしっかりと診察してくれる先生のところで受けることが重要です。

 

理学療法士　神林

鵞足は内側についているので、膝の内側が結構痛い方が多いですよね。

 

田邊院長

膝の内側が痛いというのはとても診断が難しくて全部が全部変形性膝関節症ではなく鵞足炎の場合もあります。

ただし鵞足炎の場合はきちんと治療すると治りやすいです。

 

どうしてかと言うと変形性膝関節症は軟骨や靭帯、関節包や半月板などの複雑な組織が色々絡み合って全部悪くなってるのが変形関節関節症です。

ですが、鵞足炎はピンポイントです。

 

なのでしっかりと診断して治療してあげれば治ります。

まずしっかりと診断できる先生のところで治療することが大事です。

 

理学療法士　神林

鵞足炎を起こす方にはどういう方が多いですか？

 

田邊院長

誰でもなります

一般的にはアスリートや運動してる人です。

 

半月版損傷をしてると軟骨がすり減り、膝のバランスが悪くなって鵞足にとても負担がかかるので半月板損傷や変形性膝関節症と診断された方でずっと治療しても良くならない人は鵞足炎の可能性もあります。

 

理学療法士　神林

結構ランナーさんに多いですよね。

 

田邊院長

やはり走ると膝に負荷がかかりますから。

あとは肥満です。

これが鵞足炎の特徴です。

 

理学療法士　神林

鵞足炎というのは名前の通り炎と書いてあるので炎症の炎から取ってきていますが

その治療にはどういうものがありますか？

 

鵞足炎の治療

 

田邊院長

保険診療であれば湿布や赤外線治療、超音波治療を行います。

そういった治療でほとんど良くなることが多いです。

ただ、良くならない時はステロイド注射を打つんですよね。

 

ステロイドは痛みが完全に取れます。

ただ問題があって、ステロイドは長期的に見るとあまり良くないと言われているんですね。

結局のところ、炎症を抑えるだけなのです。

 

イメージが湧きにくいかもしれないですが、火事で消火器をぶちまけたら火は消えますね。だけど部屋の中は消火器まみれで汚くなる。

それがステロイドです。

 

それに対して再生医療は火を消してその部分を綺麗にしてくれます。

「あれ、ここで火事が起きてたの？」という雰囲気にしてくれるのが再生医療です。

 

ただ火が消えればいいと思ってる人はステロイドでいいと思いますし、きちんと治して膝と何十年も付き合っていきたいと思う人は再生医療が良いと思いますね。

 

理学療法士　神林

鵞足炎に対しては、ウォートンジェリーエクソソームが有効です。

ですが、ウォートンジェリーエクソソームって何だっていう方もいらっしゃると思います。

ウォートンジェリーエクソソームとはどういう治療ですか？

 

ウォートンジェリーエクソソームについて

 

田邊院長

平たく言うと最強の治療です。

それだと分かりにくいので少し説明させていただきますね。

 

この単語はウォートンジェリーとエクソソームという単語から作られています。

どちらを覚えてほしいかというと「エクソソーム」を覚えてください。

これが医療の歴史を変えてしまいます。

 

エクソソームは幹細胞から取り出しています。

幹細胞というのは特殊な細胞で、分化する能力があります。

 

普通細胞は一生その細胞なんです。

ですが、幹細胞は化けることができます。

例えば軟骨や半月に化けたり何かになれる超特殊な細胞なのです。

 

幹細胞の中には色んなエキスがありますが、その中でも一番重要なエキスがエクソソームです。

 

例えば、しじみのお味噌汁がとても美味しくてそれを調べていくとオルニチンという成分が入っていてそれが体に良いことが分かった、という話とよく似てますね。

 

エクソソームには良いものと悪いものがあります。

簡単に言うと良いものが重要でそれがウォートンジェリーだとご理解ください。

エクソソームは歯髄や脂肪などからも作れますが、それではダメなのです。

 

厳密にはダメではないですが、ウォートンジェリーの方が良いという説明です。

結局、抽出する時に質の高い細胞から取ってくる必要があります。

質の高い細胞は何かと言うと、それは0歳の細胞です。

 

50歳や60歳の細胞が良い細胞かと言われれば残念ながら良い細胞ではないですね。

そのような細胞からはSASP(老化因子)が出てるということが分かっています。

 

老化している因子が出てくるエクソソームを取ってしまうと、もしかするとより一層ダメになってしまうかもしれません。

 

例えばマクロファージの1と2（M1/M2）というのがあります。

その比率が大事で良いエクソソームは比率を正常化して悪いと悪化させてしまいます。

そうすると軟骨がどんどん破壊されたり炎症が悪くなったりします。

 

重要なのは膝の軟骨が再生することや炎症を抑えることは論文上で示されています。

最近だと、全身投与ですね。

静脈で点滴で入れるタイプですね

これもかなり流行っています。

 

美容医療の世界でもかなり浸透してきています。

ただ美容医療のエクソソームには注意してください。

粗悪なものもたくさん出てるのできちんとやってるところがいいと思います。

 

当院でもできますので、点滴したらいいと思います。

美容の先生の中にはグレーな先生もいますからね。

 

自分で言うのもおかしい話ですが私は基本的に真面目だと思っています。

私ほど自分の顔をさらけ出して意見や調べてきたものを世の中に公表しているドクターは少ないと思います。

 

みんなTwitterとかXとかで匿名で言っている人は沢山いますが、卑怯ですよね。

私みたいに顔出しで全ての結果を受け入れるぐらいの気持ちでやってる人とやらないといけません。

 

あと、ウォートンジェリーエクソソームの良いところは即日投与できることです。

再生医療って結構待たされるんですよ。

血液だと3週間、脂肪で6週間などですね。

 

痛みは3週間も待てないよと言うことです。

 

理学療法士　神林

いやそうなんですよ。

早くなんとかしてくれよと思うと思います。

やはり遠方から来る方も多いですからね。

 

田邊院長

遠方というか、海外からも来ていますからね。

そうするとそのまま打てるというのは非常に大事です。

 

当院で使用しているエクソソームは東大と共同開発しているエクソソームです。

共同開発をくり返した製剤で東大の叡智が詰まったものです。

 

副作用に関してもすでに我々は投与実績がたくさんあります。

なので、まず心配ないとご理解ください。

 

リハビリの重要性

 

エクソソームだけではなく、リハビリなど他の治療と合わせて治療することが大事です。

 

理学療法士　神林

リハビリは本当に大事ですね。

その中で減量、筋トレしたり。

鵞足炎だとやはり体重を落とすことがまず第一選択になります。

 

田邊院長

あとは筋肉に柔軟性をつけて起始部の負荷を軽くする。

そのような事が大事になってきます。

 

エクソソームの注意点

 

理学療法士　神林

そんな魅力的なウォートンジェリーエクソソームですが、注意点がいくつかあります。

 

田邊院長

やはりどんな薬でも注意点があります。

まず選ばなくてはいけません。

何を選ぶかというとドクターとクリニックです。

 

まずこの2つをやってください。

特に自由診療の世界はしっかりと調べていただきたいです。

 

保険診療は国が決めてるので薬剤も国が決めているんです。

例えば、ヒアルロン酸注射は厚生労働省認可の10種類か20種類の中から選ぶだけなので極端に言えば調べなくても心配はありません。

 

ただ自由診療領域はドクターの裁量で全部決まるので、何でもできてしまうのです。

エクソソームで言えば、薄めて使用していることもあります。

 

お医者さん選びに関して言うと経験豊富であることです。

経験とは2つあります。

 

①再生医療の経験がたくさんあること

②その疾患に対して知識がしっかりある人

 

私も13年目です。

専門医も持っていますし、医学論文も書いています。

一応、一通り経験してきています。

 

再生医療の経験があってなおかつ信頼できる医者であることが重要だと思います。

さらに、エクソソームを選ぶことも大事ですね。

 

どういうことかというと悪いエクソソームがあるんですよね。

その中で良いエクソソームというのはいろんな要素があるので表現するのが難しいんです。

 

最終的に良いエクソソームを薄めて使われてしまうと元も子もありませんが、それはお医者さんとクリニックを信頼するしかないです。

 

質の良いエクソソームを判別する方法が1つだけあります。

それが「MISEV2018」です。

 

写真1

 

この国際基準をきちんと満たしているかクリニックに問い合わせしてもいいと思います。

少なくともそれぐらいはイエスと言えるクリニックであることをお勧めします。

 

そして客観的なデータとしてKOOS（膝関節評価スコア）などの国際基準を使って評価していく必要があると思います。

 

その後は、きちんと効果が出てるのかを評価することが大切ですね。

私は、いろんな製剤で過去の1人ひとりのデータをきちんと取っています。

 

データでどの製剤が効果が高いかを調べて、いろんな会社の製剤の中から一番良いものを選んでいます。

沢山データが集まってきましたので、自信があります。

 

理学療法士　神林

データ分析してみるとウォートジェリーエクソソームを1回、2回、3回と積立が効いてくるような治療になっています。

 

田邊院長

6回受けるとかなり良くなると思うのでぜひ6回受けることをお勧めしたいです。

 

まとめ

 

膝の鵞足炎に関してはウォートンジェリーエクソソームが非常に有効な治療です。

現在膝の痛みを直した方、鵞足炎と診断された方、再生医療を検討してる方は是非院長の再生医療外来にお越しください。

 

それでは、また。

 

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