膝の再生医療(幹細胞上清液)のリアル【体験談 74歳女性治療4回目】
皆さんこんにちは。
東京神田整形外科クリニック院長の田邊です。
本日も引き続き、私の母と一緒にお届けしていきたいと思います。
今回の動画は、私の母に膝の再生医療を受けていただき、その生の声をお届けするブログになっております。
今までも既に3回再生医療を受けており、残り3回治療を受けていただきます。
その様子も今後お伝えしていきたいと思います。
- 膝の再生医療本当に効くのか
- 安全なのかどうか
そういったところをぜひ見ていただきたいと思います。
現在進行形で配信していますので、効かない可能性もある中でみなさまにお伝えしています。
自信がなければこういった配信をすることもないでしょう。
この治療は、非常に効果があると自信をもっていえますので、私の父と母に受けていただきオンタイムで皆さんにお伝えしています。
それでは、本日実際に受けていただいた内容を簡単に説明していきます。
前の記事はこちら
膝の再生医療(幹細胞上清液)のリアル【体験談 74歳女性治療3回目】
【目次】
- 再生医療について
- 幹細胞培養上清液の施術
- 治療後の歩行の様子
- まとめ
当院では膝の再生医療治療に力を入れております。
少しでもご興味を持たれた方は、当院の再生医療治療ページをご覧になってみてください。
東京神田整形外科クリニック
再生医療治療について詳しく見てみる
再生医療について
膝の再生医療を皆さんは聞いたことがあるでしょうか?
再生医療は「細胞治療」と呼ばれています。
例えば皆さん病院に行き”変形性膝関節症”と言われた時にどんな治療が提案されるでしょうか?
もしかしたら「ヒアルロン酸注射」や「人工関節」を提案されたのではないでしょうか?
それらには「細胞」が含まれていません。
それに対して再生医療には「細胞」が含まれています。
例えば、血液由来のものであれば「血小板」、脂肪を原材料としたものであれば「幹細胞」という細胞が含まれています。
血小板や幹細胞という細胞が自身の体を治そうと働きますので、より再生していくということが望まれています。
これらは現在、非常に注目されている治療です。
血液由来の治療がPRPと呼ばれており、私も素晴らしい治療だと思っています。
しかし、より良い治療があります。
それが今回、母に受けていただいてる幹細胞培養上清液という治療になります。
使用しているものは、20代アメリカ人女性の脂肪を日本国内の施設で加工した製剤です。
自分の脂肪をとってきて数百万円払って何週間か待って、培養したものを膝に打つということは、もしかしたらカウンセリングで受けたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
それは悪い治療ではなく、私も良い治療だと思っています。
ただ治療費が高いです。
いわゆる費用対効果が低いというのが私の個人的な感想です。
少しでもコストを節約したい方には、今日の動画はすごく参考になるのではないかと思います。
幹細胞培養上清液にあなたの脂肪は使いません。
他人の脂肪を使うわけです。
自分の脂肪を使うため、実は値段が上がってしまう。
オーダーメイドでお洋服を作ると値段が高いですよね。
既製品であれば数万円で買えることも多いのではないでしょうか。
大体ですが、オーダーメイドから既製品は10分の1と値段が下がります。
再生医療も同じです。
自分のもので作ると何百万とするんですが、幹細胞培養上清液は他人の脂肪で大量生産すると一気に値段が安くなります。
ここで重要なポイントです。
私の母は現在70代ですが、70代の脂肪をとってきて培養するのと20代の女性の脂肪をとってきて作るのはどちらの方がいいかというと、当然20代女性の脂肪の方がいいのです。
幹細胞培養上清液を3回受けていただいてますが、ここから残り3回ありますので、さらにどんどん良くなります。
それでは、現状の治療効果についてお伺いしたいと思います。
膝の調子はいかがですか?
院長の母
言葉で言い表せないほど、大変良くなっていると実感しております。
田邊院長
私の父も治療を行っていますが、母の方がすごく効いています。
母の方が正直にいうと、今回の再生医療の適応としては厳しい方でした。
具体的には、高齢・変形の程度が強い・体重が重いからです。
そのような意味でも条件としては悪かったです。
変形の程度が強いとその分効果も低くなり、変形が少ないと効果も出やすいです。
年齢はもちろん、若いほうがいいです。
そして、体重は軽いほうがいいです。
母はこの3つの条件があまり良くありませんでした。
そういった人は効果が出にくいタイプになります。
しかし、それでも非常に効果を実感されたということで、すごく良かったなと思います。
治療を受けて良かったエピソードはありますか?
院長の母
日ごろの生活でも痛かったということを忘れるほど、痛みを感じなくなっています。
前回までは膝にサポーターをつけていたんですが、こちらから帰ってからは1回もつけずに暮らしています。
それでも、なにも困ったことはありません。
そして先日、ゴミを捨てるときにゴミ袋を持って家を出たところで、ちょうどゴミ収集車が来たので慌てて走ったんです。
でも走ることもできましたし、走った後でも痛みも何もありませんでした。
我ながら驚きました。
田邊院長
よかったです。
今の発言だけ聞くと”魔法の治療じゃないか”と勘違いする方もいらっしゃるのではないかと思います。
僕も心配してしまうほどです。
母が嘘偽りなく改善を認められているということが息子としては嬉しいですし、医者としても非常に嬉しいです。
ただし、今のはあくまでも感想になってくるので、これをもう少し客観的な面で評価していきたいと思います。
『KOOS(膝関節評価スコア)』を使って評価していきたいと思います。
今回9つの項目で見ていますが、ほとんどの項目で良くなったと改善が認められています。
それではこちらが左膝の結果です。
画像1
黄色のチェックは治療前、ピンクのチェックが治療後になります。
膝を完全に曲げる時「ある程度痛い」→「全く痛くない」
平らな場所を歩く時「少し痛い」→「全く痛くない」
夜寝ている時「少し痛い」→「全く痛くない」
かなり良くなっています。
それでは次に、右膝をみて行きたいと思います。
右膝もすごく改善されていると思います。
画像2
緑色のチェックは治療前、青色のチェックが治療後になります。
院長の母
右膝が本当に痛かったんです。
それが今は嘘のように痛みを感じません。
本当なんです。
田邊院長
膝の痛みの頻度「いつも」→「月に1、2回」に減っています。
今回に関しては、痛みの頻度が減ってきているんですが、皆さんに必ずお伝えしているのは痛みの頻度は正直減りにくいです。
我々もたくさん治療してきていますので、改善しやすい項目と改善しにくい項目があると考えています。
ただし痛みの質が変わることが多いですので、ここを皆さん注意していただくと良いのではないかと思います。
では続けて問診表の項目を見ていきましょう。
膝をひねったり回したりする時「ものすごく痛い」→「ある程度痛い」
ここは2段階良くなっています。
こちらも非常に重要な項目です。
非常に良くなっても問診表上は大体2段階ほどが改善の上限になると考えています。
そのことを覚えておいていただけるといいでしょう。
つまり「ものすごく痛い」と答えている方に関しては「全く痛くない」と答える可能性は、極めて低いということです。
膝の再生医療は非常に良い治療なんですが、完璧な治療ではありません。
20歳の膝には戻すことはできません。
私がよくお話ししているのは大体10年分ぐらい若くなるというお話をさせていただいています。
実際に、何年ほど前の膝に戻った感じがしますか?
院長の母
ちょっと嘘っぽくて言いづらいのですが、本当に50代または極端にいえば40代といってもいいほど膝が若返った感じがします。
田邊院長
わかりました。
本当に良くなっているんだと思います。
ただ実際問題は人によって評価は変わってきますので、皆さんもその中で効果を感じていただければ良いのではないかと思います。
続いて、問診表の結果の続きをお伝えします。
膝を完全に曲げる時「ものすごく痛い」→「ある程度痛い」
平らな場所を歩く時「ある程度痛い」→「全く痛くない」
階段を上り下りする時「すごく痛い」→「少し痛い」
夜寝ている時「ある程度痛い」→「全く痛くない」
非常に強い改善を認めていると思います。
最初にお伝えしていたんですが、6回中の3回目ですので、ここからさらにどんどん良くなっていきますし、ここでより一層定着を図っていって長期的に治療効果を得ることも考えております。
膝の再生量なんですが、私はずっとやってきておりいろいろ感じていることがあります。
それは、複数回治療しないと効果がないということです。
こういったことを明確に言えない医師のところでの再生医療は本当にオススメいたしません。
私のところで全員やったらもらえたらいいと思っています。
再生医療では暴露する時間(効き続ける)というのが非常に重要です。
液体は体の中で暴露し続け、その中で少しずつ修復をしていき、炎症を抑えていくということです。
そのため、1回では効果が弱く継続的に治療をすることが非常に重要になっています。
そして皆さんにも共有させていただきたい内容なんですが、私の父も母も膝に打っているだけではなく、静脈にも打っています。
これもぜひ皆さん覚えておいてください。
膝に打つということがまずファーストチョイスでいいのですが、全身に打つとより一層効果が高いです。
より一層効果を出したい方には、全身投与を併用していただくことをお勧めいたします。
そういった方は6本ではなくて12本といったプランでやっていくとより良いと思います。
結局は、膝だけの問題ではないんです。
膝の周りの筋肉や全身が元気になれば膝も元気になります。
全身を通して治療していくことが非常に重要になりますので、全身投与を併用することをお勧めします。
それでは残りの3回頑張っていきましょう。
お願いいたします。
院長の母
よろしくお願いします。
幹細胞培養上清液の施術
左膝に幹細胞培養上清液を注射している様子です。
画像3
静脈に注射をしている様子になります。
画像4
これらは、動画の7分26秒あたりでご覧になることができます。
治療後の歩行の様子
幹細胞培養上清液の施術前の様子と、4回目を注射した後の歩行の様子をお伝えいたします。
歩行状態もスムーズで、施術前は歩行時も痛みがある様子でしたが、4回目の施術後は改善されている様子が見られます。
同じコースでも約7秒、歩くスピードが上がっています。
画像5
歩行の様子は、動画の8分10秒あたりからご覧になれます
まとめ
今回は私の母に幹細胞培養上清液4回目の注射をした様子をお届けいたしました。
3回目を打った時点でもだいぶ改善が見られています。
これから5回6回と回数を重ねるごとにもっと良くなると思いますので、次回の更新を楽しみにしていただけたらと思います。
次の記事はこちら
膝の再生医療(幹細胞上清液)のリアル【体験談 74歳女性治療5回目】
これからも膝に関する情報を一生懸命配信していきますので、膝痛開放ブログのチェックをお願いいたします。
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