【膝 再生医療】半月板損傷の症状と治療法を徹底解説!再生医療が非常に大切!?【専門医】
東京神田整形外科クリニック、膝治療責任者・理学療法士の神林です。
今回も横田先生と一緒に、膝に関する情報や再生医療について、情報配信していきます。
今回は、膝の再生医療・半月板損傷の症状と治療法について詳しく解説していきます。
現在、半月板損傷と診断された方、もしくは膝の痛みがある方には、とてもためになる内容になると思います。
この記事を読むと、半月板損傷の予防から治療まで分かるようになりますので、是非最後までご覧ください。
半月板損傷に対する再生医療の重要性
神林
結論からお伝えすると、半月板損傷は再生医療が重要ですね。
横田先生
ど本命です!
いろいろな病名があります。
ホップ・ステップ・ジャンプという言葉がありますが、半月板損傷がまずホップです。
軟骨が減っていくのがステップ。
骨の変形、変形性膝関節症がジャンプという感じで、ホップ・ステップ・ジャンプで考えると理解しやすいと思います。
概ね年齢が上がるごとに、半月板から損傷していってしまいます。
だんだん骨の変形はしていきますが、ざっくり言って近似値ですけど1年歳をとると1%ずつ変形・悪化する、という風に理解できます。
体力測定などそういったものの結果もそうですが、半月板損傷があってだんだん軟骨が減って、変形性膝関節症になっていくという風に考えると、皆さんも繋がりが分かると思います。
まずは医者としてデータが大事で、私は3000人ぐらいやりました。
今度英語でも論文が出ますが、MRIでデータを解析すると靭帯損傷がダメなんです。
前十字靭帯といって、骨と骨をつなぐ靭帯が切れると不安定になるので成績が落ちます。
しかし半月板損傷は、断裂も含めて靭帯ほどの差はないんです。
なので損傷というのは軽いという意味で、断裂は完全にぶち切れてるというイメージを持ってもらうと理解しやすいと思いますが、半月板損傷が一番良いのは間違いないと思います。
靭帯損傷、変形性膝関節症も末期になると前十字靭帯が切れてしまいますが、そこまでいってしまうと手術した方が確実なんです。
不安定性が出てくるときついので、クッションぐらいで済んでいる半月板損傷、断裂くらいがやっぱり一番良いんじゃないかなと思います。
データ上は断裂などない方が成績は良いですが、医者にとって重要なのはある人とない人で、差があるかどうかが大事なので、半月板損傷がど本命と思っています。
神林
そうですよね。
半月板損傷している中で今感じているのは多分膝の痛みだと思いますが、再生医療では効果が高いですし、将来を考えた段階だと変形性膝関節症に持ってこないという意味で
・半月板を治す
・軟骨を再生する・守る
・変形性膝関節症にならないようにする
こういった事がとても大事なことになります。
横田先生
なってしまうのは仕方ないんですが、それを早期介入することで変形性膝関節症になるのを遅らせるのが大切ですね。
人生長くなってしまいましたから、健康寿命を伸ばすことは大事です。
半月板の役割と損傷の症状
神林
半月板とはどんな組織なのか、どんな役割になっているか、これについて解説していきます。
半月板というのは、膝の中に内側と外側にあります。
英語で言うとC型やO型のように表すことができます。
その役割としたら、膝関節は荷重関節と言われるので、
・荷重を分散
・大腿骨と脛骨(下の骨)の適合性を高める
・膝の曲げ伸ばしの円滑性を高める
これらが結構大事な役割になっていて、人体に非常に大事な組織になります。
では、半月板損傷するとどんな症状が出てきますか?
横田先生
切れると引っかかるなどですね。
そういうのは当然出ます。
その関係で炎症が起こって水が溜まります。
半月板が切れてロッキングするというか、引っかかるというかそういうのが進むと、ドアとドアがロックするという言い方をしますけど、挟まってしまうんです。
その症状で済むうちはいいのですが、切れ方にもよりますがロッキングを繰り返すようになると、手術になってしまいます。
ですので、何でも早期介入が一番良いです。
変形性膝関節症もちゃんと論文で、変形の程度が軽ければ軽いほど効果がある、持続時間も長いので、半月板も損傷のうちが治療の成績が良いです。
断裂になるよりは半月板損傷程度で済んでいるうちに、治療を行う方が当然成果が見込めます。
神林
医療は予防から入るのが一番重要ですよね。
半月板損傷の治療法
神林
従来の半月板損傷の治療法は、外科的な治療もしくは保存的な治療でした。
外科的な治療としては、縫合術や切除術が適用されることが多いです。
保存的な治療としては、リハビリや物理療法で膝の痛みを改善していきます。
このような治療法が従来の治療法でした。
今回は再生医療に特化しているので、注射で治るというのが簡便にできますし、半月板を保護してあげる、軟骨を保護する、将来の変形性膝関節症にならないように予防する、これらが一番大事なポイントになります。
横田先生
私たちは変形性膝関節症が患者さんに多いのでやりましたが、論文の世界では軟骨欠損は別なんです。
軟骨欠損症だけでまた試されていますので、初期の人・軟骨欠損の人と変形性膝関節症の論文だと、大きく分けて2つがあるんです。
もちろん軟骨欠損や半月板損傷も含めて、そのくらいで済んでいる人の方が成績が良いのはそれは当たり前なんです。
普通の人にとっては論文を書くわけではないですし、わざわざ完全に明確に分けるわけでもないので、その辺はMRIという便利なものが日本の場合は格安で撮れますし、とにかく診察にちゃんと来ていただいて、相談してもらうのが一番確実だと思います。
最後に1つだけいいですか。
今月にまた英語の論文が出ますが、変形の程度と治療成績が比例するのですが、損傷の程度と治療成績も比例します。
人間の治す力には限りがあるので、自分の細胞の力で治せるうちに対処することが一番重要です。
もちろん個人差はあります。
いずれにしろこちらの方はMRIも含めて最適な医療を提供したいので、興味があればいつでも受診してくれれば親切に対応いたしますので、皆さんよろしくお願いいたします。
神林
半月板損傷には再生医療がとても重要だと理解できましたか?
現在の膝の痛みを改善するのはもちろんのこと、将来変形性膝関節症にならないために治療していくことが大事になりますので、現在再生医療をご検討されている方、もしくは半月板損傷と診断された方、膝の痛みがある方は、ぜひ横田先生によるカウンセリングに起こしください。
まとめ
今回は、膝の再生医療・半月板損傷の症状と治療法について詳しく解説していきました。
今後も膝に関すること、再生医療に関することを一生懸命配信していきますので、膝痛開放ブログのチェックをお願いいたします。
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