今回の記事は膝外側の痛みで正座できない人必見！原因と改善方法を徹底解説！！という内容にてお送りします。

 

膝を外側に曲げると痛みがある方や正座ができない人のための記事となっています。

 

【目次】

 

 

 

膝を外側に曲げると痛みがあるのはなんの病気？

 

膝の外側の痛みが出現し正座が出来ない人の理由は下記の疾患が考えられます。

 

• 半月板損傷　

• 靭帯損傷

• 腸脛靭帯炎

 

1つずつ解説させていただきます！

 

1.半月板損傷

 

膝を外側に曲げると痛みがあるときに考えられる疾患の1つ目は半月板損傷です。

膝を安定させる内側半月板と外側半月板が存在します。

半月板が損傷すると膝の安定性が低下することにより膝の外側に痛みが出現する場合があります。

 

特に外側半月板が損傷すると、膝の外側に痛みが出現しやすいです。

 

2.靭帯損傷

 

膝を外側に曲げると痛みがあるときに考えられる疾患の2つ目は靭帯損傷です。

膝には四つの靭帯があり、その靭帯が損傷することにより膝の外側に曲げると痛みが出現します。

膝の外側に痛みが出現しやすい部分として、外側側副靱帯損傷が挙げられます。

 

外側側副靱帯が損傷をすると、膝関節外側に局所的に圧痛が見られることが多いです。

 

3.腸脛靭帯炎

 

膝を外側に曲げると痛みがあるときに考えられる疾患の3つ目は腸脛靭帯炎です。

腸脛靭帯は腸骨稜から大腿外側をとおり脛骨外側結ぶ靭帯の炎症です。

痛みの理由は、この靭帯が過度にストレッチされたり、急激な動きや長時間の負荷によって炎症が起こることにあります。

 

別名はランナー膝とも言われているため、ランニングしてる人に多いですが、自転車競技を行う人にも多いです。

 

膝を曲げると外側に痛みが出る理由

 

膝を曲げると外側に痛みが出る理由は、膝関節の外側の組織や靭帯にストレスがかかることがあり、それが痛みを引き起こす要因となります。

 

特に外側の膝周囲組織に痛みが発生することがあります。

よって、先程説明させていただいた3つの疾患で出現しやすいとされています。

 

では、なぜ膝関節外側の組織や靭帯にストレスがかかるのか。

それには、スクリューホームムーブメントが関係しています。

 

（図1）のような動作をスクリューホームムーブメントと言い、膝関節を伸ばす動作から曲げる動作に移るときに脛骨が内旋する現象を指します。

 

（図1）

 

では、このスクリューホームムーブメントが逸脱している場合は、どうすればいいのか？

その改善方法をご紹介します！

 

膝の外側に曲げると痛くなった際の改善方法！

 

1.膝の外側の痛みが改善するエクササイズ

 

膝の外側に痛みが出現している時、中殿筋という股関節にある筋肉が関係しています。

中殿筋を鍛えることで、腸脛靭帯への負荷が軽減し、膝の外側の痛みが改善します。

 

クラムシェル

やり方

1.股関節と膝関節を（画像1）のように曲げます。

2.股関節と足関節が動かないように（画像2）のように開きます。

 

※（画像3）のように骨盤がまわらないように注意しましょう。

 

（画像1）

 

（画像2）　　　　　　　　　　　　　（画像3）

 

（画像4）

 

（画像5）　

 

2.膝の外側の痛みが改善するセルフストレッチ

 

膝を外側に曲げると痛みが出る理由として、大腿筋膜張筋の硬さが問題になります。

今回は、ホームローラーを使用してのエクササイズをご指導します。

 

やり方

1.（画像6）のように横向きになり、ホームローラーを太ももの外側に当てます。

2.ホームローラーで太ももの外側を少し痛い程度の強さで（画像6）および（画像7）を繰り返し行っていきます。

 

（画像6）

 

（画像7）

 

まとめ

 

今回、膝を外側に曲げると痛みが出る人の特徴について解説させていただきました。

 

膝の外側に痛みが出現し正座が出来ない人の疾患は以下の3つです。

 

• 半月板損傷

• 靭帯損傷

• 腸脛靭帯炎

 

膝を曲げると外側に痛みが出る理由は、スクリューホームムーブメントの逸脱です。

 

この動作中に、膝関節内の組織が挟み込まれることで痛みが生じます。

 

今回、膝を曲げると外側に痛みが出現した際の改善策を主に二つご紹介しました。

• クラムシェル（中殿筋強化）
• 大腿筋膜張筋の筋膜リリース

 

膝の外側の痛みで正座が出来ない人は、外側半月板や外側側副靭帯を損傷している可能性が高いです。

そのまま放置していると変形性膝関節症へ移行することが多いと言われています。

判断に困った際は、まずは整形外科への受診をおすすめします。

早く治療を開始することが症状改善につながりますので、膝の症状でお困りの際は当院へお気軽にご相談ください。

 

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