【変形性膝関節症の再生医療】どの治療を選べばいい?【PRPと幹細胞】
この記事を読むと再生医療のほとんどが分かり、膝の痛みや手術を回避するきっかけになります。
こんにちは。
東京神田整形外科クリニック、膝治療責任者・理学療法士の神林です。
今回も再生医療の件数なんと3000症例以上の横田先生と一緒に、膝に関する情報を配信していきます。
今回は変形性膝関節症の患者さんのために、どんな再生医療を受けたらいいのかについて解説していきます。
変形性膝関節症の治療は数多くあるのですが、「どんな再生医療を受けた方がいいのか分からない」「どんな効果があるのか分からない」こういう人に対して、この記事を最後までご覧いただくと、どのような治療を選択するべきなのかと効果が分かりますので、一緒に解説していきます。
当院では膝の再生医療治療に力を入れております。
少しでもご興味を持たれた方は、当院の再生医療治療ページをご覧になってみてください。
東京神田整形外科クリニック
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再生医療の選び方
神林
早速ですが横田先生、再生医療でもいろんな種類の治療があるのですが、変形性膝関節症の患者様に対しては何を選択されますか?
横田先生
まず怪我を治す細胞を使います。
取るのが簡単であること、できれば要らないものの方が条件を満たすんですよね。
そこで一番簡単なのが血液です。
血液は皆さんやったことがあると思いますけど、採血するだけです。
そちらの方はPRPというもので、Platelet Rich Plasmaと言われており、結構経ちましたので、加工の仕方が色々あります。
そして企業さんが入って治験をする時に一番大事なのは、特許なんです。
結局、特許を取れないと企業さんがなかなか売り出せないので、血液という原料は一緒なんですけど、特許を何で取っているかで各社がちょっとずつ「うちの売りはこれですよ」「GOLDICですよ」「うちは単純なPRPですよ」「すぐできますよ」「うちは濃縮するのでちょっと加工にお時間いただきますよ」という風な感じで単純に理解してもらうと、なぜ各社が色々なPRPがあるのかというのがまず分かると思います。
一番最初に論文が出た時にヒアルロン酸とかがダメで、あとは手術しかないよという人に対して第一世代のPRPをすると、概ね6割ぐらいの人に効果があって、手術を避けられるというのが分かりました。
PRPは3回行うが一般的で、大体3回で6割ぐらいに効果があるということです。
僕がよく使っていたのは第二世代で、これは1回で6割くらいいくので、お互いとても楽なんですね。
神林
患者さんにとっても僕らにとってもですね。
横田先生
遠方から来る人は特に楽ですね。
各社で色々なものがあるというのは、血液という原料は一緒ですが、何を特許で抑えているかでどういうものを何回打ったら良いのか、高濃度のものを一回打つとか、低濃度のものを即日3回打つとか、という風に理解してもらうと理解しやすいと思います。
神林
第二世代がPFC-FD、いわゆるPRP-FDと呼ばれるものですね。
横田先生
そうですね。
そういう風に理解してもらうと、一番スッキリ理解しやすいと思います。
幹細胞治療について
横田先生
あともう1つ幹細胞というものがありまして、血液の他にips細胞もそうですけども、本命と見られているんですよね。
東京医科歯科とかは、入院して膝の膜とか手術して取らなきゃいけません。
後はそういうのも色々ありますけど、なんと言っても脂肪が簡単なんです。
おまけに痩せるんです。
痩せれば痩せるほど、BMIが減れば減るほど肥満も治ります。
簡単なものの方がより良いというのは血液でいいと思いますけど、手術して組織を取ってくるにあたって要らないものの方がいいわけです。
残念ながら変形性膝関節症の人って太った人が多いんです。
長い目で見ると、体重は影響するんですよ。
脂肪だと効率的なので、脂肪の方でやるのがいいわけです。
その脂肪を増やす時に、こちらも第一世代と第二世代というのがあって、培養しないやり方が第一世代なんですよね。
これは脂肪を200も300も取るのですが、なかなか大変ですね。
神林
30分くらいかかるので、結構な量ですもんね。
横田先生
私は汗をかいちゃいます笑
第二世代になるとスプーン1〜2杯くらいなので、とても楽ですね。
神林
それはみんながよく言う脂肪幹細胞培養治療というものですね。
横田先生
培養するときに業者さんが増やすのですが、液が出るんですよね。
例えば大豆が原料で豆腐を作る時に、上澄液とかあるじゃないですか。
あれだってうまく利用すれば食べ物になるのと一緒で、あれは主製品化できるんですよね。
それを培養上清液といいます。
ただしこれは自分のものではなくて、他人のものなんですよね。
だから逆にいうと、自分のものが使えない人には使い勝手があるんです。
さっきも言った血液もそうですが、特許を取ることが企業にとって商品化する上で大事なので、他人のものというのは企業にとっても工場で大量に作れるので、とても魅力的なんですよね。
細胞を入れると法律上一種になるので、これは実質大学病院くらいでしかできないんですけど、上澄液だったら細胞ではないので注入できるため、これであればすぐにできちゃいます。
色んなやり方はあるんですが、不思議とヒアルロン酸とかをやって効果がない人で、手術しかないよって人の6割、これが大体最低ラインのデータの目安で、不思議とどれをやっても似たような数字になるんですよね。
どのような治療を受ければいいのか?
本人さんがやりたい治療がよいと思います。
さっきは食べ物の話をしましたけど、食べたいものを食べるのが一番なのと一緒で、やりたいものをやるのが一番じゃないかと思います。
もっとデータが揃えばこれが一番いいんじゃないですか、というのは個別で分かるような時代が将来は来るかもしれないですけど、現時点ではそれが一番簡単な見分け方で、料金が全然違うので料金を見て、「このくらいの値段だったらいいかな」と思うものをやるのが一番いいと思います。
神林
例えばPFC-FDがダメだったら、また違う選択肢ができるということですよね。
横田先生
私はリウマチが専門なんですけども、効かなかった場合は種類を変えます。
生物製剤で注射と治療をするのですが、スイッチするというんですね。
それと一緒なんですよね。
これは自分は原料の生物製剤、自分という生物から作るので、そういう風に考えてもらうと非常に理解しやすいし、お医者さんには「自分が原料の生物製剤とお考えください」というのはリウマチをやっている人間はみんな分かります。
注射の仕方は色々で、皮下注射や点滴だったりありますが、不思議と成績が一致してくるのは一緒のようなものが出てきます。
今後の参考にしてください。
神林
先生の論文でですね、PFC-FD・ASC、脂肪幹細胞培養治療の文献が多いですね。
横田先生
そうなんですよ。
結構引用されているんですよ。
神林
なのでうちでやるとしたら、まず血液のPFC-FDか、脂肪幹細胞培養治療、この辺りが一番良いんじゃないかということですね。
横田先生
感染症やがん治療中とかで自分のを使えない場合に、脂肪幹細胞培養上清液をクリニックでもできないことはないです。
これも美容液にも含まれているので、皆さんおすすめですよ。
神林
もし分からないことがありましたら、YouTubeのコメント欄にコメントをしていただければ、横田先生と解説しますのでぜひ活用してみてください。
まとめ
神林
再生医療にはたくさんの治療があるのですが、数多くの治療の中から専門医がしっかりと見極めて、あなたはこの治療がいいというのを見極めてくれますので、膝の痛みがある方だったり、変形性膝関節症で困っている方、「手術は絶対イヤだ」という方は、横田先生のカウンセリングに来ていただくと適切な治療を受けられますので、ぜひご来院ください。
今後も膝に関する情報を一生懸命配信していきますので、膝痛開放ブログのチェックをお願いいたします。
また、分からない事や質問がありましたら、膝専門YouTubeチャンネルでも配信していますので、そちらでコメントをお願いいたします。
そしてチャンネル登録をよろしくお願いいたします。
他にも、個別で相談したいという方は公式LINEをやっていますので、LINEで「膝の相談」と書いていただくとやりとりできますので、ぜひご活用ください。
当院では膝の再生医療治療に力を入れております。
少しでもご興味を持たれた方は、当院の再生医療治療ページをご覧になってみてください。
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