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膝の内側の痛みで正座できない方は必読!手遅れかも!?

どうも、東京神田整形外科クリニックの理学療法士、鍋岡です。


今回は


膝の内側の痛みで正座できない方は必読!手遅れかも!?


と思っている方の疑問を解決していきます!


膝の内側の痛みを悩みとして抱えている方や

正座ができなくて困っているという方は必読の内容となっています。


ぜひ最後までご覧ください。

 
 

【目次】

 

 
当院の再生医療治療について

当院では膝の再生医療治療に力を入れております。
少しでもご興味を持たれた方は、当院の再生医療治療ページをご覧になってみてください。


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膝の内側の痛みが生じる状態ってなに?

 

まずは膝の内側の痛みが生じている状態に関してお伝えします。

 

膝関節の周囲には骨や筋肉、靭帯をはじめ、

半月板や脂肪体など様々な組織が付着しています。

 

その中で内側に配置されているなにかしらが痛みを生じている状態と言えます。

 

またそれらの組織が

 

  • 損傷や炎症を起こしている
  • 柔軟性が低下し硬くなっている
  • 引き伸ばされてている
  • 圧迫されている
  • 捻じられている

 

などの刺激を受けている場合が多く、それらの改善が必要です。

 

膝の内側が痛くなる原因

 

膝の内側が痛くなる原因としては次の3つが挙げられます。

 

 

  • 脂肪組織や靭帯などの炎症
  • 内側半月板損傷
  • 変形性膝関節症

 

 

1つずつ解説していきます。

 

1.脂肪組織や靭帯などの炎症

 

膝の内側が痛くなる原因の1つ目は脂肪組織や靭帯などの炎症です。

 

膝関節の周囲には関節運動を補助する役割を持つ脂肪組織があります。

同様に過剰な関節運動を制限させたり、安定性を担保する靭帯も存在しています。

 

それらの中で膝の内側に存在し、痛みを出しやすいものとして

膝蓋下脂肪体の内側部内側側副靭帯が挙げられます。

 

このような組織に損傷や過剰な負荷が生じた場合に炎症が生じ、膝の内側の痛みとして現れてくる可能性があります。

 

2.内側半月板損傷

 

膝の内側が痛くなる原因2つ目は内側半月板損傷です。

 

膝関節を形成する大腿骨、脛骨の間に存在している組織が半月板という組織です。

主に膝関節内のクッションとしての役割を持つことで知られています。

 

この半月板は内側と外側の2箇所に存在していますが、内側が損傷を受けた際に膝関節の内側の痛みとしてあらわれてきます。

 

内側半月板の中でも中節~後節にかけては膝を曲げる時に影響を受けやすいため、

損傷してしまった際には正座をする際の制限となりやすいです。

 

また半月板は損傷した箇所によっては自己での治癒が困難なことも知られています。

 

3.変形性膝関節症

 

膝の内側が痛くなる原因3つ目は変形性膝関節症です。

 

一般的に日本人を含めたアジア人はO脚変形となりやすいことが知られています。

このO脚変形が生じた際に大腿骨・脛骨のそれぞれ内側部分が潰れるように変形していきます。

 

骨の変形なので変形した骨自体が痛みを出すことも考えられますが、

前述した脂肪組織や靭帯、半月板が変形によって刺激を受け痛みを出す場合もあります。

進行した変形性膝関節症の多くの場合でそのような状態となっています。

 

痛みについてはもちろんですが膝の可動域制限が生じることでも知られています。

内側の痛みに加えて膝を曲げる可動域の制限が生じ、正座が難しくなります。

 

変形性膝関節症は進行した場合、現状は変形の治癒というのは難しいとされています。

そして一度生じてしまった変形は基本的に進行していきます。

 

正座ができないのはどうして?

 

ここまでは膝関節の内側の痛みについて解説してきました。

ここからは正座ができない理由について解説していきます。

 

正座ができない理由として

 

 

  • 痛みが強くて正座ができない
  • 組織の柔軟性低下によって正座ができない

 

 

の2つが挙げられます。

それぞれ解説していきます。

 

1.痛みが強くて正座ができない

 

正座ができない理由の1つ目は「痛みが強くて正座ができない」です。

 

これはここまで説明してきた痛みを生じる状態で膝の曲がりが制限された場合です。

曲げようと思えば曲がるけど痛いから曲げたくないという状態に近いかもしれません。

 

ここまで説明した内側の組織への影響でこのような状態になる可能性は十分に考えられます。

 

組織損傷や炎症などの治癒、関節運動の改善が必要となります。

 

2.組織の柔軟性低下によって正座ができない

 

正座ができない理由の2つ目は「組織の柔軟性低下によって正座ができない」です。

 

これは「痛みが強くて正座ができない」とは少し違って、

膝周囲の組織や筋などの固さで膝が曲げられなくなるという状態になります。

 

膝の変形が生じている状態で起きやすい状態です。

もちろんですが痛みが生じているパターンを併発している可能性も十分にあります。

 

この状態では関節可動域の拡大を図らなければ正座ができない状態の改善には至りません。

 

どうしても正座をしなければならないときは?

 

膝の内側の痛みで正座ができないけれどどうしてもしないといけない!!

そのような場合もあると思います。

 

基本的には前述したとおり整形外科への受診をおすすめしますが、

膝にタオルを挟んで正座することで膝が曲がる角度を少なくして正座することが可能です。(写真1)

 

膝の内側の痛みで正座できない方は必読!手遅れかも!?

(写真1)

 

タオルを分厚くすることでさらに膝の曲がりを少なくすることができます。

 

しかし、この方法で正座が可能となる方はある程度膝を曲げることができる方です。

膝の曲がりの制限が強い方は無理な実施を避けてください。

 

繰り返しになりますが、膝の内側の痛みで正座ができない場合には整形外科への受診が基本です。

自己判断での無理な対応を行わないようにしましょう。

 

膝の内側の痛みで正座ができない場合の対策

 

膝の内側の痛みで正座ができない場合の対策ですが、

大前提としてまずは整形外科への受診をおすすめします。

 

正座ができない状態というのは膝の曲がりという点で考えると、

かなり制限が強くなっている状態と言えます。

 

自己判断でのセルフケアは間違った方法で対策することに繋がりかねません。

間違った方法での対策で悪化してしまったりするケースも少なくありません。

 

医師の診察の中でレントゲンやMRIなどの画像診断で状態を把握し、

理学療法士が行うリハビリの中での運動指導などを通して改善を目指していくべきです。

 

今回は膝の内側が痛く正座ができない際の対策としてストレッチを紹介しますが、

痛みが強い場合には無理に行わないようにしましょう。

 

膝の屈曲ストレッチ

・床に座り片膝を曲げる。(写真2)

 

膝の内側の痛みで正座できない方は必読!手遅れかも!?

(写真2)

 

・手で膝を曲げる方向に引き寄せる。(写真3)

 

膝の内側の痛みで正座できない方は必読!手遅れかも!?

(写真3)

 

膝を曲げることのできる角度に合わせて実施してみてください。

繰り返しますが痛みの強い場合は受診をおすすめします。

 

まとめ

 

基本的に膝の内側の痛みがあり、正座できないという場合には

まずは整形外科への受診をおすすめします。

 

膝関節の内側に存在する半月板や靭帯組織の損傷から

変形性膝関節症に移行するケースも珍しくありません。

 

膝の曲がりに対するストレッチも紹介しましたが、

主には予防に対する要素が強いため、痛みを我慢しての実施などは避けてください。

 

繰り返しになりますが膝の内側の痛みで正座ができない際には、

まずは整形外科を受診しましょう。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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