皆さんこんにちは。

東京神田整形外科クリニック膝治療責任者理学療法士の神林と医師医学博士整形外科専門医東京神田クリニック院長の田邊です。

 

本日のテーマは「ヒアルロン酸注射が効かなかった方へ」

安心安全のエクソソーム治療について院長と一緒に徹底的に解説していきます。

 

膝の痛みを直したい方、半月版損傷、変形性膝関節症と診断された方、ヒアルロン酸注射を打っても効果が実感できない方。

最後までご覧いただくと安心安全で非常に効果のあるエクソソーム治療を理解でき、膝の問題を解決することができます。

 

 

【目次】

 

 

 

エクソソーム治療とヒアルロン酸注射の違い

 

理学療法士　神林

エクソソーム治療はヒアルロン酸注射と比べて膝の痛みを改善し、膝軟骨を再生するとも報告されている魅力的な治療の1つです。

 

田邊院長

皆さんヒアルロン酸注射で膝が治ると思ってませんか？

それは、古いです。

お医者さんとこのような会話をされた方も多いのではないかなと思います。

 

患者：「先生、何という病名ですか？」

医者：「変形性膝関節症です」

患者：「どんな治療があるんですか？」

医者：「ヒアルロン注射です」

患者：「ヒアルロン酸注射で治りますか？」

医者：「いや、治りません」

 

私は、医師になって13年目ぐらいですがこの会話を永遠とし続けてきました。

ですが、再生医療が出てきてようやくこの会話が解放されつつあります。

 

ようやく変形性膝関節症に対して治す効果があると説明できるようになりました。

数年前、再生医療はなかなかうまくいかなかったんですね。

値段が高い割に効果がないと思っていた時期もありました。

 

時代が変わりついに実際に治ると言い切れる時代に突入しました。

それがエクソソームです。

ヒアルロン酸注射は安価である・保険が通るという意味でいい部分もあると思いますが、新しい治療とは言いがたいです。

令和はエクソソームの時代ですね。

 

エクソソーム治療の効果について

 

こちらが論文です。

 

写真1

 

「エクソソームによって軟骨が修復したり痛みを軽減する効果があった」と書いてあります。

 

写真2

 

Concusionsのところにも軟骨の修復を促進し、膝の痛みを軽減したということの明確な記載があります。

 

論文上にはこのようなエクソソームの報告がたくさんあります。

他の論文もたくさんありますので、今後そういったものも紹介していきます。

例えば炎症が取れるという論文もありました。

 

炎症が取れて軟骨は修復し、膝の痛みが取れる。

皆さんが一番期待している抗炎症作用や軟骨の再生が示されています。

 

エクソソームの注意点

 

エクソソームには色んな種類があります。

今回の論文で言うとBone marrowと書いてあるので骨髄から取ったタイプです。

 

骨髄から取るタイプも悪くはないですが、それは何歳の骨髄かということです。

若い細胞の方が良いんですよ。

 

なので0歳から取りたいですが、ただ0歳の骨髄はなかなか手に入りません。

唯一手に入るのは0歳のへその緒です。

へその緒は出産したら捨ててしまいます。

 

それはもったいないです。

その中に含まれている幹細胞を取ってきてエクソソーム抽出します。

誰も悲しい思いをすることなくエクソソームを取れます。

 

臍帯のエクソソームはウォートンジェリーと言います。

これが理論上、最強です。

 

あとは6回投与というのは非常に重要です。

 

副作用は現状としてはほぼないと思っています。

既に美容医療ではかなり積極的に行われてます。

 

顔に打っても問題ないものですから軟骨に打っても問題ないと考えるのは妥当だと思います。

論文上でもほとんど問題ないということが言われています。

 

美容医療だと部分投与も行われていますが、全身投与も行われています。

全身投与も皆さんにお勧めしたいと思います。

膝の悪い人は全身が悪いことが多いんですよ。

 

膝が悪いと運動ができず全身の体力が減り、膝への負担が大きくなります。

そのようなことが関係していますので、全身投与が可能なところもエクソソームの良いところです。

 

当院で使ってるエクソソームですが、東大で共同開発しています。

それだけで絶対というわけではないですが1つの安心材料として考えていただけると思います。

 

ヒアルロン酸注射について

 

理学療法士　神林

ウォートンジェリーエクソソームは魅力的な治療ですが、ヒアルロン酸注射を打っている方も非常に多いと思います。

ヒアルロン酸の効果についてはいかがでしょうか？

 

田邊院長

ヒアルロン酸は冒頭で悪口を言ってしまいましたけど、決して悪い治療だとは思っていません。

当院では保険診療も積極的にやっていますのでヒアルロン酸を打っている方もたくさんいらっしゃいます。

 

効果を実感されてる方も非常に多いです。

1番いい点は何かというと、値段が安いことでしょう。

保険適応なので、金銭的な負担が少なく治療することができます。

 

最近はジクロフェナクという抗炎症作用が含まれたものも出てきており、ヒアルロン酸も少しずつ進化しています。

ただ、ヒアルロン酸注射には悪い点もあります。

1番悪い点は持続性が低いというところです。

 

定期的に注射を打たないと効果を持続させにくいということです。

通院し続けなければならないことや、注射をし続けなければいけないのでその辺りが難しいところです。

 

理学療法士　神林

ここまででエクソソームとヒアルロン酸注射の違いについて理解できたと思います。

 

エクソソームの特徴として

・抗炎症作用が数多く入っており膝の痛みに有効である

・膝の軟骨が再生する、リペアするという報告がされている

 

膝の痛みがある方は、大体の方は年齢が高くて、自分で怪我を治す能力が劣ってきていると思います。

 

田邊院長

「体重・年齢・重症度」この3つが再生医療、エクソソームは重要ですね。

エクソソーム治療に関して現時点では癌治療中の人は控えてください。

私の意見としては大丈夫だとは思いますが、エビデンスが整っていませんので現状ではやめておきましょう。

 

リハビリテーションの重要性

 

理学療法士　神林

エクソソーム治療だけで膝が良くなると言われると半信半疑になりますよね。

そこでリハビリテーションが非常に大切となってきます。

 

リハビリテーションでは筋肉を増やすこと、体重を減らすことをしていきます。

この2つでエクソソーム治療の効果を大きく高めると言われています。

 

私たちは関節可動域の練習をしたり筋力を上げたり体重を落としたりするリハビリテーションを積極的に行っています。

 

エクソソームの治療を行って効果を高めたいという患者さんは非常に多いと思います。

再生医療を検討している病院にリハビリテーション施設があるかどうかも判断材料になります。

 

まとめ

 

エクソソーム治療とヒアルロン酸注射の違いについて理解できましたでしょうか。

膝の症状を早く確実に直す方法としてエクソソーム治療が有力であるということが示されています。

 

膝の痛みを直したい方、半月版損傷、変形性膝関節症と診断された方、早期に膝の痛みを直したい方

院長の再生医療外来にお越しください。

 

患者様1人1人にあった治療方針を一緒に考えて全てフォローアップさせていただきます。

Webもしくは電話でお気軽にご予約ください。

 

田邊院長

最後に私の方から一言だけ言わせてください。

今、エクソソームの時代に突入したと実感しております。

再生医療をやって6、7年とだいぶ経ちましたが、ついに治る時代がやって来ました。

 

今までは効かなかった人も多かったかもしれませんが、再生医療は効く人ばかりなのでこれからは一般化していくと思います。

ぜひ、期待していただいて良いと思います。

エクソソームの時代を皆さんと一緒に作っていきたいと思います。

 

それではまた。

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