【幹細胞培養とPRPを受けた方が効かなかった方へ】エクソソームで膝痛を治す
皆さん、こんにちは。
東京神田整形外科クリニック、膝治療責任者・理学療法士の神林です。
医学博士で整形外科専門医の東京神田整形外科クリニック院長・ベンベン先生と一緒に、膝に関する情報を配信していきます。
本日は「幹細胞培養とPRPの併用療法を受けた方にはエクソソームが有効」というテーマでお話ししていきます。
- 膝の痛みを治したい方
- 半月板損傷の方
- 変形性膝関節症の方
- 膝の痛みを治したい方
- 半月板損傷の方
- 変形性膝関節症の方
- 幹細胞培養治療(ASC)やPRP療法を提案された、受けられた方
これらに当てはまる方は是非最後までご覧ください。
【目次】
当院では膝の再生医療治療に力を入れております。
少しでもご興味を持たれた方は、当院の再生医療治療ページをご覧になってみてください。
東京神田整形外科クリニック
再生医療治療について詳しく見てみる
再生医療についての前置き
ベンベン先生
まず初めにお伝えしたいのが、決して幹細胞培養治療やPRP療法を否定する内容ではありません。
幹細胞培養治療やPRP治療は決して悪い治療ではありません。
ただし、受けた方全員がよくなるかどうかと言うのは別問題です。
幹細胞培養治療とPRP療法の併用を提案された人はたくさんいると思います。
それってかなり高額ですよね。
神林
確かにそうですね。
もう何百万円とかですよね。
ベンベン先生
多分200万円とかだと思います。
きっとそのように提案された人や、それくらい払って治療を受けた方はたくさんいると思います。
神林
当院に来られる患者さんも多いですね。
ベンベン先生
「そういったカウンセリングを受けたのですが、どうでしょうか?」という質問をよく受けます。
いつもお伝えしていますが、確かに悪い治療ではありません。
お金に相当余裕があれば心配せずに受けていただければ良いのですが、普通は100万円・200万円っていうのは高いですよね。
では最も良いお金の使い方は何だろうと考えましょう。
再生医療というのは実は色々な種類があります。
例えば先ほどから言っているPRP療法や幹細胞培養治療というのは、いわゆる再生医療の歴史の中で王道と言われるのは事実です。
ただ問題になるのは値段が高いというところです。
私以上に皆さんの方が実感しているのではないでしょうか?
脂肪幹細胞培養治療やPRP療法、PRP-FD、PFC-FDというのは概ね同じなのですが、自身の血液や脂肪を原材料とすることが多いです。
その時に皆さんこんな疑問がでませんか?
「あれ?私の脂肪や血液って修復作用があるの?」
例えば若い時に傷が早く治ったのに、歳を重ねると傷の治りが遅いと感じる方は多いのではないでしょうか?
骨折でも同じようなことが言えますよね。
それは実は嘘ではありません。
幹細胞治療について
ベンベン先生
幹細胞培養治療について良いところ・悪いところをそれぞれ説明しようと思います。
①幹細胞治療の良いところ
ベンベン先生
何回も言いますが、幹細胞培養治療は良い治療です。
ではなにが良いのかお伝えします。
幹細胞というのは色々なものに分化することができます。
分化能という能力を持った細胞なんです。
なので、幹細胞を培養することは膝にとって良いのは間違いありません。
さらにそこでわかってきたことがあります。
そういった幹細胞から
- 成長因子
- サイトカイン
といったものが分泌され、それが膝の修復に働くこともわかってきました。
そこまでは素晴らしいんです。
②幹細胞治療の悪いところ
ただ全部が全部良いという話ではありません。
世の中なんでもそうですが、全部が全部良いってわけではないですよね。
ご高齢の方の細胞には少し悪いものも含まれています。
SASPという老化因子が含まれています。
その老化因子が周りの細胞を老化させるそうです。
つまり幹細胞には良いものも含まれるが悪いものも含まれているということです。
ご高齢になればSASPの比率が増えていくことは、皆さんも容易に想像がつきますよね。
それをわざわざ大金をかけてするのは疑問です。
これはあくまで私の個人的な見解です。
当院も幹細胞培養治療はつい最近までしていましたが、メニューから外しました。
個人的にですが皆さんに提案したくないと思ったんです。
わかりやすく言うと、私が患者であれば幹細胞培養治療は受けません。
皆さんに治療を提供したいかどうかは、当たり前ですが、自分が同じ状況だったら自分が受けたいかどうかです。
例えばですが当院で人工関節の治療は行いません、一生しません。
なぜなら私は一生人工関節の手術は受けたくないからです。
自分が受けたい治療を皆さんに提供したいです。
骨切り手術も自分がしたくないからしません。
それしか選択肢がないとなってしまえば受けても良いと思いますが、まずベースとしてそうならないようにします。
エクソソーム治療とは
その中で同様にして幹細胞培養治療は良い治療ですが、高額すぎてもっと皆さんに安く提案できてもっと良いものがあるのではないかと思っていました。
それこそがエクソソーム治療なんです。
ウォートンジェリープレミアムエクソソームを受ける方がコスパが良いです。
何回も言いますが幹細胞培養治療・PRP療法を否定するつもりはありません。
例えばPRP療法は血小板という細胞を使います。
血小板というのは血を止める細胞です。
果たして血を止める細胞をいっぱい集めて、それを膝に打って修復するかというとそんなことないですよね。
それもある意味自明で、そう考えると一番良い選択かというとそうではないです。
それに対してウォートンジェリープレミアムエクソソームは明らかに一番良いです。
先ほどお伝えしたようにパラクライン効果と言って幹細胞から色々良いものが出てきて、その中でもできるだけ良い物質を多く増やしたいですよね。
老化因子であるSASPは減らしたいですよね。
そうなった時に当然重要になってくるのが幹細胞をどこからとってくるかが重要です。
幹細胞は実は脂肪からだけではなく、歯や臍帯、骨髄からも取れます。
先ほどもお伝えしたように、
- 血小板=弱い細胞
- 幹細胞=強い細胞
となります。
ですので通常は幹細胞をやる方が良いです。
その幹細胞をどこから取ってくるのかが重要です。
骨髄から取ってくるのももちろん良いと思います。
ですが骨髄から取るのは痛いですよね。
かなり大変でおすすめしないです。
脂肪も20ccくらいなら良いですが、いやですよね。
血液からは残念ながら幹細胞は取れません。
歯髄に関しては歯を抜くわけにはいかないです。
さらにご高齢となると幹細胞の活きが良いかと言われるとそこは疑問ですね。
そういったことを考えると0歳の臍帯から幹細胞を取ることが重要です。
幹細胞はパラクライン効果で良い物質がたくさん含まれていますね。
その中でも更に良い物質があることがわかっています。
その更に良い物質こそが「エクソソーム」です。
エクソソームがたくさん入っている臍帯由来の幹細胞が非常に良いです。
厳密に言うとエクソソームがたくさん含まれている幹細胞上清液を取り出す治療で、それがウォートンジェリープレミアムエクソソームです。
ウォートンジェリープレミアムエクソソームの効果
ベンベン先生
実際に当院でもウォートンジェリーエクソソームの実績がかなり増えてきました。
一言で言いますが、かなり効きます。
価格に関しても通常は6本で120万円かかるのですが、皆さんにもっと受けていただきたいので現在だけですが6本で60万円という価格で行っています。
おそらく皆さんは幹細胞培養治療やPRP療法を100万円・200万円という値段で提案されたと思いますが、その半額以下でウォートンジェリープレミアムエクソソームを受けることができます。
そう考えたときにみなさんならどっちにお金を使うのが良いか、できるだけ検討して欲しいです。
しかもウォートンジェリープレミアムエクソソームの場合は6回治療を行います。
幹細胞培養治療とPRP療法を併用するのも3ヶ月〜4ヶ月くらいかけてやっていきます。
PRPを1ヶ月に1回くらいのペースで打ちながら、幹細胞培養治療をするのは悪くありません。
重要になるのは再生医療はある程度の期間治療する必要があるということです。
骨の代謝は3ヶ月とよく言われますので、3ヶ月は再生医療に曝露し続ける必要があります。
ウォートンジェリープレミアムエクソソームを6本こうにゅうすれば、2週間おきの治療ができるので、3ヶ月間治療ができます。
いずれ近いうちにデータをお見せしたいのですが、6回するとよくなりますね。
神林
良くなっています。
ベンベン先生
1回目より2回目、2回目より3回目、3回目より4回目と、どんどん良くなります。
そういった意味で6回することで非常に効果がでてきます。
骨の代謝を考えると是非6回受けていただきたいです。
そうすると6回受けて60万円ですみます。
コスパがとても良いです。
改善率も90%以上効果が出ているというデータがあります。
そういうことも考えると幹細胞培養治療やPRP療法よりも良いと思います。
直接比較したデータがあるわけではないので、そこを言及するのは難しいですが、かなり良い状況というのは言えます。
神林
ベンベン先生からあった通り、ウォートンジェリープレミアムエクソソームは膝の症状を治すことに特化している薬剤になります。
幹細胞培養治療とPRP療法の違いは原材料が全く違うことを皆さんに理解していただきたいです。
・幹細胞培養治療=自身の幹細胞が原料
・PRP療法=自身の血液が原料
幹細胞培養治療・PRP療法、エクソソーム治療の効果について、先ほどベンベン先生からもあった通り、膝の痛みを治すことは3つとも特化していると思います。
中でもエクソソームは3ヶ月間膝関節に曝露させるので、非常に成績が良いです。
私も統計を取っていますが、初期と1回投与した後で9割以上の患者さんが
「すごく良くなりました!」
という声をいただいております。
ASC(幹細胞培養治療)のレスポンダーについて、反応した人と反応していない人の割合を出した文献があります。
写真1の赤で囲った部分を見ていただくと、KL-2〜3と書いています。
写真1
これは変形性膝関節症の軽度と中等度と表現できますが、6割(61%)の患者さんが効いたと考えることができます。
写真2の赤で囲った部分を見ていただくと、KL4(重度)は54%つまり半分くらいの患者さんが効いたということになります。
写真2
やはり膝関節は早期に治療することで効果が飛躍すると言われています。
PFC-PDのレスポンダーで見てみると、写真3の赤で囲まれた部分のようにKL-1〜3(疑い〜中等度)で65%ということで、これもあまり変わらないと考えます。
写真3
写真4の赤で囲まれた部分のようにKL-4に関しては50.5%と幹細胞培養治療と比べると少し劣ると考察できます。
写真4
当院でデータを出しているエクソソーム治療は92%の方に効果があります。
効かない人が8%くらいなので、患者さんにとっては非常にメリットの大きい治療なのかなと文献からも紐解くことができると思います。
幹細胞培養治療とPRPの併用療法をされた方には朗報だと考えます。
こういうデータを加味すると、早期に治療することが非常に大切になります。
再生医療は
- 変形の程度に依存する
- 体重に依存する
と言われています。
変形の程度が重くならないうち、体重を軽くしながら治療することが非常に大切です。
エクソソームの選び方
神林
当院で使用しているエクソソームは国際基準MISEVを導入しています。
エクソソームと言えど、この基準に達していないエクソソームも非常に多いです。
ベンベン先生
エクソソームには色々な種類があります。
まず確認していただきたいのは「どこの原材料か」です。
脂肪や歯髄からも取れますが、明らかに若い細胞であることが非常に重要です。
臍帯由来のものがよいですが、はっきり言って安全性の照明はとても難しいです。
どれをすれば完全に安全かと言うと、100%の安全と言い切ることは難しいです。
例えば50年後はどうなっているかは50年後でないとわかりませんよね。
コロナのワクチンを打った方も多いと思いますが、50年後も特に問題が起きないだろうと仮定しています。
なのでそれ以上を証明することは医療では難しいです。
それはエクソソームも同じで、完全に100%と言い切ることは難しいです。
ただしある程度は基準を設ける必要はあります。
それがMISEV2018という、2018年に設けられた国際基準です。
それをクリアしたものを使うのが良いです。
まとめ
神林
今回は幹細胞培養治療とPRPの併用療法を受けられた方・ご提案された方へお勧めする治療がエクソソーム治療ということを解説しました。
もちろん幹細胞培養治療とPRPの併用療法も良いのですが、エクソソームの方がコスパも良く、効率も良く治療ができます。
現在、
- 膝の痛みを治したい方
- 半月板損傷の方
- 変形性膝関節症の方
- 幹細胞培養治療(ASC)やPRP療法を提案された・受けられた方
- 膝の症状がなかなか取れない方
これらに当てはまる方は当院の再生医療外来にお越しください。
再生医療外来にお越しいただいた際には、カウンセリングを無料で行わせていただきます。
まずは正確な診断を受けて、正しい治療法をご提案させていただきますので、是非お越しください。
これからも膝に関する情報を一生懸命配信していきますので、膝痛開放ブログのチェックをお願いいたします。
膝専門YouTubeチャンネルでも配信していますので、ぜひチャンネル登録もよろしくお願いいたします。
質問がある方は、コメント欄よりメッセージをください。
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当院では膝の再生医療治療に力を入れております。
少しでもご興味を持たれた方は、当院の再生医療治療ページをご覧になってみてください。
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