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ぎっくり腰の診断・治療そして良くある質問の答え【専門医が解説】

1ぎっくり腰とは
2ぎっくり腰の診断
3ぎっくり腰の治療
3-1概要
3-2コルセットの使用方法
4良くある質問

5ご予約方法

1ぎっくり腰とは


ぎっくり腰とは、急性に発症する腰痛を総称した単語になります。
厳密な医学用語ではないものの病院などでも慣例的に使用されます。
具体的には、筋肉・関節・椎間板・神経・腱・靱帯などの“比較的軽微”な損傷による腰痛を指します。
・顔を洗っていてぐきっと!
・椅子から立ち上がるときにぐきっと!
・物をとろうとしてぐきっと!
・朝ベッドから起き上がるときにぐきっと!
といったような表現はよく見受けられます。

上記内容に共通するのは強力な外傷(誰かに強くなぐられたとか交通事故ではない)がないことです。

2ぎっくり腰の診断


上記の通り問診によっても概ね判別はつきますが、さらに実際に医師の診察を行います。
身体診察:


神経症状の有無をチェックします。
筋緊張の有無をチェックします。
疼痛部位を確認します。
体動時痛を確認します。


レントゲン検査:


疼痛性側弯の出現を確認します。
加齢性変化を確認します。
柔軟性を評価します。
骨盤のゆがみを評価します。
椎間板変性を評価します。

3ぎっくり腰の治療


3-1概要


ぎっくり腰は強烈な痛みであることから、疼痛出現時は絶望的な気持ちに陥りますが、そこは心配しないでください。ぎっくり腰は比較的軽微な急性発症の腰痛ですので、基本的に予後(治療経過のこと)は良いです。


治療には
内服(痛み炎症止め、筋肉を柔らかくする薬)
湿布
コルセット が基本行われます。


具体的には 

月曜日発症の場合:痛み100%とすると→水曜日痛み60%→金曜日痛み40%→月曜日痛み10% 

といった形で治療効果が得られます。
一方で、このように痛みの経過が順調に進まない場合は
腰椎椎間板ヘルニアなどのより重症な病気である可能性があると考えられため注意が必要です。

その場合はMRIなどの精密検査を行うこともあります。

3-2コルセットの使用方法


ぎっくり腰のもっとも重要な治療はなんですか?と言われればおそらくコルセットと答えると思います。それくらいコルセットは重要になります。
コルセットは保険適応で3割負担の場合615円程度になります。
コルセットによって安静を保つことでおおむね最初の3日程度で痛みは大幅に軽減すると予想されます。
非常に有効な症例が多いですが、希望者がない方はその旨御伝え下さいませ。

4良くある質問


良くある質問:コルセットは寝るときはしていた方が良いですか?
答え:しなくても良いですが、疼痛が強い場合はすることを勧めています。また朝起き上がるときに疼痛が強い方が多いので寝るときは枕元にコルセットをおいておくと朝起き上がるときにコルセットを付けてから起き上がれるので便利です。

 

良くある質問:ストレッチはした方がいいですか?
答え:急性発症の最初の一週間はストレッチはしなくて良いです。コルセットを使用して安静を保ちましょう。1週間して痛みが30%未満になった時点で徐々に理学療法士とストレッチをゆっくりと開始していきましょう。

 

5ご予約方法

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