交通事故治療で受診する整形外科の選び方!ポイントはこの4つ!
交通事故に遭った場合、交通事故で怪我をしたら何科の病院へ行く?でもお伝えしたように、第一選択としては整形外科に受診するのが良いとお伝えしました。
しかし「整形外科に受診するのは分かったが、選び方が分からない」と悩んでしまう方もいるのではないでしょうか。
かかりつけの整形外科がある方は悩まないかもしれませんが、
・整形外科にかかった事がない
・近くに整形外科が複数あって選べない
こういった方は、判断に迷うことがあるかもしれません。
今回の記事では、交通事故に遭った場合の整形外科の選び方について、解説していきます。
結論、こちらの4つのポイントを押さえた整形外科を選ぶのが良いでしょう。
それぞれのポイントについて、詳しく解説していきます。
- ①整形外科の専門医がいて整形外科を主に行っている小規模病院(クリニック)
・大規模病院では緊急性の高い患者さんが優先されるため
・整形外科の専門医がいないクリニックでは的確な治療が施されないため
・整形外科を主に行っているクリニックでないと的確な治療が施されないため - ②交通事故に関する情報をHPに掲載している
- ③リハビリテーション科がある病院
- ④通院しやすい病院
- まとめ
①整形外科の専門医がいて整形外科を主に行っている小規模病院(クリニック)
まず交通事故に遭った場合、一度の診察だけでなく通院する可能性が非常に高いです。
それを踏まえると、整形外科の専門医がいて整形外科を主に行っている小規模病院(クリニック)がお勧めです。
その理由としては、こちらの3つが挙げられます。
・大規模病院では緊急性の高い患者さんが優先されるため
・整形外科の専門医がいないクリニックでは的確な治療が施されないため
・整形外科を主に行っているクリニックでないと的確な治療が施されないため
・大規模病院では緊急性の高い患者さんが優先されるため
大学病院などの大きい病院では、緊急性の高い患者さんを受け入れる事が多く、手術が必要な方がメインとなります。
そのため、リハビリを受ける患者さんは術後の入院患者さんであることが多いです。
そして交通事故治療では、重傷でない限り外来通院が一般的です。
つまり、大学病院などの大きい病院では手術適用患者さんなど、緊急性の高い患者さんを優先させるため、交通事故治療の外来通院は受け付けてくれない、もしくはきちんと診てもらえない可能性があります。
一方で、整形外科の専門医がいる整形外科を主に行っているクリニックでは、入院が不要な軽傷患者さんを治療することがメインとなってきます。
むち打ちや捻挫など、交通事故治療の通院がちょうどこれに当てはまります。
クリニックであれば、交通事故で受傷した怪我を完治するまで継続して通院することができます。
・整形外科の専門医がいないクリニックでは的確な治療が施されないため
整形外科クリニックを選ぶのが良いのですが、注意点があります。
それは診療科目の多いクリニックです。
例えば「整形外科・内科・消化器内科・皮膚科」など、いくつもの診療科目を掲げているクリニックです。
医師は医師免許さえ持っていれば、麻酔科・歯科を除いて好きな科目をいくつ掲げてもいいのです。
そのため整形外科が掲げられているクリニックでも、
・整形外科の専門医がいない
・そのため整形外科(交通事故治療)に詳しい医師がいない
という場合があり、的確な治療が施されない可能性があるのです。
そのような事にならないためにも、HPをチェックして整形外科の専門医がいるクリニックを選ぶと良いでしょう。
診療科目の多いクリニックでも整形外科の専門医がいるのであれば、的確な診断を受けれる可能性は高いと思われます。
・整形外科を主に行っているクリニックでないと的確な治療が施されないため
整形外科の専門医がいるクリニックを選ぶ理由と似ていますが、できれば診療科目が整形外科に絞られているクリニックが良いでしょう。
先述したように、診療科目の多いクリニックでは整形外科(交通事故治療)に詳しい医師がいない可能性があります。
そのため、
・整形外科の専門医がいる
・整形外科を主としている(できれば診療科目は整形外科のみ)
この条件に当てはまる整形外科クリニックが良いでしょう。
また、診療科目が整形外科に限られているクリニックというのは、整形外科一本で経営が成り立っているということです。
それだけ整形外科医としての腕が立ち、患者さんからの信頼が厚いということなので、やはり診療科目は整形外科のみのクリニックが良いかと思います。
②交通事故に関する情報をHPに掲載している
整形外科クリニックのHPをチェックし、交通事故に関する情報を掲載しているのかどうか確認しましょう。
整形外科医の中でも、交通事故治療の得意不得意があります。
また交通事故治療は少し特殊であり、患者さんと保険会社の間を取り次ぐことになります。
普段の診療とは異なって、保険会社へ渡す診断書や報告書が必要となり、診療の時間を取られることが多いのです。
そのようなデメリットもあるため、交通事故治療に積極的に取り組んでいない病院では、HPに交通事故に関する情報はあまり掲載していません。
逆に交通事故治療に積極的に取り組んでいる病院であれば、交通事故に関する情報をHPに掲載しているということです。
また、HPに交通事故に関する情報を掲載しているということは、それだけ交通事故治療の診療に経験と自信があるということになります。
そのため、必ずHPに交通事故に関する情報を掲載しているのかどうかチェックするようにしましょう。
③リハビリテーション科がある病院
交通事故で怪我をしたら何科の病院へ行く?でも解説していますが、交通事故で怪我をした場合、物理療法と呼ばれる電気や光線・超音波・温水・冷水の熱などの物理的なエネルギーを利用した治療に加え、理学療法士によるリハビリテーション(運動療法)が必要になってくる可能性があります。
整形外科クリニックの中には、リハビリテーション科がなくて診療のみのところもあります。
もしリハビリテーションを受けることができない整形外科を受診した場合でも、他院を紹介してもらえますが、転院という形になるので少し手間がかかります。
なので、初めからリハビリテーションを受けることのできる整形外科を受診すると良いでしょう。
④通院しやすい病院
交通事故治療で通院される方の中には、お仕事で忙しい方も多くいらっしゃると思います。
勤務時間と診療時間が重なってしまい、なかなか通院がしにくいという状況もよくあるのではないでしょうか。
もし思ったような通院ができなかった場合、保険会社から「通院回数が少ないため軽傷である」と判断されてしまい、治療が早期打ち切りとなる可能性も出てきます。
痛みがあるのに通院できず、通院回数の少なさから治療が打ち切られてしまうのは避けたいところです。
逆に全く痛みがなくて無理に通院するという必要はありませんが、症状に応じて適切な継続治療ができる病院に行き、そこで通院を続けることが望ましいです。
こういったことから、通院しやすい病院を選ぶのはかなり大事なポイントです。
まとめ
交通事故に遭った場合の整形外科の選び方は、以下の4つのポイントが挙げられました。
①整形外科の専門医がいて整形外科を主に行っている小規模病院(クリニック)
②交通事故に関する情報をHPに掲載している
③リハビリテーション科がある病院
④通院しやすい病院
1つでもこれらのポイントを満たしたクリニックを選ぶのが良いでしょう。
東京神田整形外科クリニックでは、交通事故外来を行っています。
物理療法はもちろんのこと、理学療法士によるリハビリテーションを受けることができます。
交通事故に遭ってどこの整形外科へ行こうか迷っている方は、当院へお越し下さい。
WEB予約・お電話(03-5295-2020)でのご予約が可能です。
また、ご予約がない方も待ち時間をご了承頂ければ受診は可能です。