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五十肩じゃない?リュックやショルダーバッグで肩が痛い方は要注意!

 

東京神田整形外科クリニック、理学療法士の石Pこと石山です。 

 

リュックサックやショルダーバッグを背負っていて、急に肩が上がらなくなった、もしくは肩が痛いからこれは五十肩だ・・・! 

そうお思いのあなた、本当に五十肩ですか? 

実は〇〇かもしれません。

 

ということで、今回はリュックサックやショルダーバッグで急に肩が上がらなくなった、もしくは肩が痛いから五十肩なのでは?と思ったら実は〇〇?についてお送りいたします。 

 

 

 

 

 

 

五十肩だと思ったら〇〇

 

五十肩だと思ったら〇〇?この正体とは一体何か。 

今から質問しますので、1つでも当てはまる方は要注意です。 

 

①同じ方の肩に荷物をよくかける方 
②急に肩が痛んで肩が上がらなくなった
③痛みは治ったのに肩が上げられない 
④他力ならば可動域はほとんど動かせる 
⑤肩の周りの間隔が鈍かったり痺れている 

 

どうでしょうか? 

この話だけだと、ちょっと五十肩と間違えそうなのですが、これは要注意です。 

 

実際に私が担当した方の話を元にしているのですが、これは実は神経障害なんです。 

 

神経障害というのは、まず肩を動かす時のことを考えると筋肉がすごく大事なんですが、そもそもその筋肉に脳から指令を送って「動かしてくださいよ〜」というのが入って、筋肉が動きます。 

その指令を送ってくるところというのは神経になります。 

この神経のトラブルで肩が上がらなくなってしまったのでは、ということです。 

 

自分で上げられないのに、他力ではほぼ上げられるっていうのは、関節機能には問題がないということを示唆しています。 

だったら神経じゃないかと、そういう風に考えてるわけです。 

 

神経障害について

 

神経障害というのはだいたい3段階に分かれます。 

 

①神経を少し圧迫して 
  数分〜数時間で治る軽症 

②神経の外側を痛めて 
  数日〜数週間程度の中等症 

③神経を断裂して 
  数ヶ月かけて治っていく重症 

 

こちらの軽症・中等症・重症の3つに分けられます。 

 

私たちもよく寝違えてしまって腕が痺れたり、正座していて痺れたりとかあると思いますが、あれは①の軽症の方に当てはまります。 

私が見た例だと、だいたい3週間ぐらいで全然動かせないところから90度まで持ってこれるようになっていましたので、その方はだいたい中等症だったと考えられます。 

 

では大きな問題です。 

じゃあなんでそうなってしまったのかというところですね。 

その患者さんは旅行の最終日だったそうです。 

お土産を持ったり色々な荷物が増えますよね。 

それを全部同じ方の肩にかけていたそうです。 

そしてその日の夜に痛くて、翌朝は全く腕が上がらないみたいな流れでした。 

 

荷物をかけてベルトがありますよね。 

そのベルトがかけ方によっては、肩の出っ張りの内側を通る場合があります。 

その肩の出っ張りの内側は「腋窩神経」の通り道なんですね。 

 

今回、荷物の重さとそのベルトというのは、自分の腋窩神経を圧迫してしまったわけです。 

そのため、腋窩神経が支配する肩の筋肉が一時的に麻痺して肩が上げられなくなった、ということです。 

 

ですので、重い荷物をよく同じ側の肩にばっかりかける人とか、いつも重いリュックを背負っている方なんていうのは要注意です。 

 

また、これは五十肩ではないので小さいお子さんでもなることがあります。 

珍しいこととはいえ、結構怖いですからね。 

 

こういうのは神経のことだから時間が経てば治るなどと自己判断しないで、ぜひ病院にいらしてください! 

 

まとめ

 

ということで、今回は五十肩と思ったら実は〇〇は、神経障害が正体でした。 

 

 

引き続き五十肩について発信していきますので、記事のチェックをお願いいたします。  

五十肩専門YouTubeチャンネルではすでに数多くの動画をアップしていますので、チャンネル登録や高評価などよろしくお願いいたします。  

  

実際に五十肩リハビリを行ってみたい方は、ぜひ理学療法士の石山こと石Pをご指名ください!  

  

以上、理学療法士の石Pでした! 

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