膝のリハビリ
変形性膝関節症について(リハビリまでの流れ)
理学療法士の飯塚が直接記載しております。
1.症状
変形性膝関節症の症状は、立ち上がり時、歩行時、階段の上り下りなどの時に、痛みが生じます。
また、膝に水が溜まることもあります。
変形性ひざ関節症は、時間をかけて徐々に進行していきます。主に、3つのステージがあります。
初期の症状としては、立ち上がり時や動き始めに痛みが出ます。
例えば、ずっと座っていて固まってしまうと、そのあと立ち上がり時に痛みが出る場合や
寝てて朝起きたときに痛みがでるなどの症状があります。
中期では、正座がしにくい、階段の上り下りで痛む、膝に水が貯まるなどの症状が出てきます。
この時期になると、膝の変形(O脚)が目立つようになってきます。
末期では、歩行困難となり、じっとしていても痛みがあります。
2.原因
原因としては、加齢や体重増加など、日常での負担により
徐々に膝の内側の軟骨や半月板がすり減るとO脚に変形していき
滑膜に炎症が起きて水が溜まるなどの症状がでます。
また、高齢者、女性、膝に負担のかかる生活や仕事、筋力低下、O脚、肥満、外傷歴などが関係していると言われています。
3.変形性膝関節症の検査~治療までの流れ
検査から治療までの流れとしては下記の図のような流れとなっております。
まずレントゲンや血液検査を行い、膝の状態を確認します。
その後、変形性膝関節症であれば治療は、注射、薬物療法、リハビリ、再生医療という選択肢の中から、必要なものを行っていきます。
当院は、手術以外すべての選択肢がありますので、患者様の希望に沿って治療ができます。
特にリハビリは変形性膝関節症にとても大切です。
リハビリは、膝の進行度が初期〜末期の方全てに適応しています。
4.治療方法
リハビリの主な内容としては、
体の硬さの改善するためのストレッチ
膝や股関節、体幹周りの筋力トレーニング
膝の曲げ伸ばしの可動域練習
膝周りの筋肉を柔らかくする徒手療法
このあたりが主なリハビリの内容となっております。
5.リハビリの流れのイメージ
問診
自覚症状
・いつ頃から・どこが・どんなときに・どのように痛むか・腫れや熱感の有無
既往歴
・趣味・スポーツ歴
病歴
・リウマチ・痛風などがないか
など痛みの原因になりそうなところをお伺いさせていただきます。
理学療法検査
主に痛みのある動き・膝の筋力・可動域・歩き方などを確認させていただきます。
リハビリ
リハビリは、主にストレッチや筋力トレーニング、姿勢改善トレーニングを行います。
近年の研究では、筋力トレーニングとストレッチなどを行うことにより、生活の質の改善や痛みの軽減が認められています。
また、一対一で理学療法を行うことで、より個人に合わせたメニューやプログラムを組むことができます。
また、家でできるストレッチや運動もお伝えします。
■予約
リハビリには医師の診察が必要になりますので診察予約はコチラから。
その際に、リハビリ希望、理学療法士
飯塚を希望の旨がありましたらお伝えください。
皆様それぞれの目標、ご希望になるべく最短で到達できるように取り組ませていただきます。