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【五十肩に多発中!】肩の外側に出る痛みの犯人

 

東京神田整形外科クリニック、理学療法士の加藤駿です。 

 

今回は肩の外側に出る痛みの原因について、解説していきます。 

 

 

 

 

 

 

腋窩神経の解説

 

早速結論ですが、小円筋が原因になって肩の外に痛みが出てきます。 

ただ小円筋が硬いから痛いのではなくて、小円筋が硬いことで、ある神経を圧迫してしまい痛みが出てきます 

その神経が腋窩神経です。 

 

腋窩神経は、首から出ている腕神経叢の後ろ側の束から分岐してくる神経になります。 

 

 

この腋窩神経が支配しているのは 

・三角筋 
・小円筋 
・関節包 
・肩の外側の皮膚感覚 

などが挙げられます。 

 

なぜ小円筋が硬くなると腋窩神経を圧迫してしまうのか。 

それは腋窩神経が通る場所がめちゃくちゃ特徴的だからです。 

腋窩神経はクアドリ・ラテラル・スペースという場所を通り抜けます。 

 

 

そのクアドリ・ラテラル・スペースというのは 

①小円筋 
②大円筋 
③上腕三頭筋の長頭 
④上腕骨 

この4つから構成されている空間のことを言います。 

このすごく小さな空間を作っている小円筋が硬くなって、肩を水平内転、内側に入れた時に腋窩神経を圧迫することが多いんです。(写真1) 

 

 写真1 

 

そうすると腋窩神経は肩の外側の皮膚感覚を司っているので、そこに痛みが出てきます。 

 

さらにもう1つ。 

腋窩神経はクアドリ・ラテラル・スペースを通る前に、肩甲下筋を前から後ろに貫いていると言われています。 

なのでこの肩甲下筋が硬くなることで、肩の外側に痛みが出ているという文献もありました。 

 

ということで、今回は小円筋のストレッチと、おまけに肩甲下筋のストレッチも一緒にやっていきます。 

 

ストレッチ前の可動域チェック 

 

肘を前に出して、腕が下に下る角度を確認しておいてください。(写真2) 

 

 

写真2 

 

次に肩を内側に入れた時の、脇のあたりの痛みの度合いを覚えておいてください。(写真3) 

 

写真3 

 

小円筋のストレッチ 

 

それでは小円筋のストレッチを行っていきましょう。 

肩を90°まで上げて、肘を90°に曲げます。 

その状態から手を下げていった時に脇の下を触ります。(写真4) 

 

写真4 

 

そうすると下に下げた時に傍流する筋肉があるのですが、それが大円筋です。 

大円筋の上に小円筋があるので、そこから上に、肩の方にたどっていきます。 

そうすると大円筋の傍流が終わる場所があります。 

そこが小円筋です。 

 

それでそこを押さえた状態で、上げた腕を下にストレッチしていきます。(写真5) 

これを10秒間行っていきましょう。 

 

写真5 

 

ポイントは、肘を支点にして腕を下げましょう。 

この動作は結構痛い人が多いので、痛みを我慢できる範囲で大丈夫です。 

 

肩甲下筋ストレッチ

 

続いて肩甲下筋ストレッチです。 

鎖骨を肩の方にたどっていくと、下にぽこっと触れる烏口突起という骨があるのですが、そこの真下から横に2本分動かした場所で肩甲下筋が触れるようになります。 

そこを押圧しながら、肘を曲げて手を外に開いていきます。(写真6) 

この動作を10秒間行っていきましょう。 

 

写真6 

 

この開く動作が結構痛いので、これも痛すぎない範囲でお願いします。 

 

ストレッチ後の可動域チェック 

 

さっきと比べてどうでしょうか。 

 

写真7 

 

肩を内側に入れた時の痛みも確認してみてください。(写真8) 

 

写真8 

 

まとめ 

 

いかがだったでしょうか。 

セラピストはいつもこのようなことを考えて治療をしています。 

皆さんの肩の痛みが少しでも楽になるように、これからも情報発信していきます。 

 

五十肩のYouTubeでも解説していますので、ご確認ください。 

 

以上、理学療法士の加藤駿でした。 

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