変形性膝関節症はどんな人がなりやすいの?年齢や生活習慣も関係ある?
皆さんこんにちは、理学療法士の木下涼介です。
本日は変形性膝関節症はどんな人になりやすい?といったテーマでお届けします。
現在、整形外科クリニックに勤務しているため変形性膝関節症に悩む患者さんが非常に多いです。
その中で圧倒的に女性の患者さんが多いです。
なぜ、女性の方がなりやすいか、またどんな対策をしたらよいか最後まで閲覧いただき、参考にしてみてください!
【目次】
当院では膝の再生医療治療に力を入れております。
少しでもご興味を持たれた方は、当院の再生医療治療ページをご覧になってみてください。
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変形性膝関節症とは?
変形性膝関節症とは、クッションの役割を果たしている関節軟骨のすり減りによって、膝関節で炎症や変形を起こす疾患です。
加齢を主な原因とするため、40~50代での発症が目立ちます。
初期には立ち座りの際、歩き始めに膝に痛みが出るものの、進行するとそれ以外のタイミングでも痛みが続いたり、正座・階段の上り下りが困難になったりします。
日常生活への影響が大きく、ロコモティブシンドロームの原因になることもあります。
変形性膝関節症はどんな影響で起きるのか?
1.加齢と関節軟骨の関係
2.ホルモンバランスの影響
1.加齢と関節軟骨の関係
年齢を重ねるにつれ、関節の軟骨や結合組織に変化が起きてきます。
関節の中にある軟骨が薄くなり、軟骨の成分(軟骨に弾力性をもたせるプロテオグリカン)が変化することで、関節の弾力性が低下し、関節が損傷しやすくなります。
そのため一部の人では、関節同士が若い頃のように滑らなくなります。
2.ホルモンバランスの影響
体重や筋肉量、女性ホルモンなどの要因から女性の患者が多い病気として知られています。
羅患者数は男性860万人、女性1670万人と推定されており、
女性の羅患者数は男性の約2倍といわれています。
軟骨生成にかかわる女性ホルモンの一種、エストロゲンが閉経とともに減少することで、膝関節の軟骨がすり減りやすくなると考えられています。
変形性膝関節症と肥満の関係
1.体重が膝に与える負担
2.適切な体重管理の重要性
1.体重が膝に与える負担
膝にかかる負担は、
歩行時
平地で3〜4倍、
階段昇降で6〜7倍
の負荷が膝にかかるといわれています。
つまり体重が3kg増えると、
歩行時は約9kg
階段昇降では18kg
の重さが余分に膝に加わります。
2.適切な体重管理の重要性
前述したとおり、体重と膝は密接に関係しています。
まずは減量をすることで膝関節に与える負担を減らすことが大切だと考えます。
いきなり減量と聞くと「結局減量かよ、、、、。」と思った方も多くいると思います。
そんな方のために日常生活でできる運動療法をご紹介します!
日常生活でできる運動療法
日常でできる運動として軽い運動やストレッチ、筋力訓練が挙げられます。その中で最もお勧めは水中ウォーキングです。
水中では浮力が生じ、胸くらいの高さで陸上の3分の1程度になります。
地上では膝が痛くて長い距離を歩けない方や、暑くて外に出たくない方にはぜひおすすめな運動です。
また、20-30分程度歩くことで地上に比べ、減量の効果も期待できます。
膝に優しい生活習慣
膝にやさしい生活習慣は、今まで書いた内容を実践することです。
減量のための食習慣の改善、膝筋力向上のための適度な運動が重要です。
この二つを毎日実践することで膝にやさしい生活習慣が期待できます。
是非実践してみてください!
まとめ
膝にやさしい生活習慣は健康的な生活習慣です。
軽い運動や、正しい食生活を実践することで膝関節への負担を大幅に軽減することが期待できます。
人生100年時代と言われている現代で少しでも健康寿命を長くするには自分の膝で元気に歩くことが必要になります。
膝にやさしい生活習慣を意識しながら生活していきたいですね!
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