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膝の臍帯由来ウォートンジェリーエクソソームの体験談(治療4回目)

 
 

皆さんこんにちは。

医師医学博士整形外科専門医、東京神田クリニック院長の田邊です。

よろしくお願いします。


この記事では、再生医療についての情報とRさんが受けた治療の経過、膝の状態の評価内容を記載しています。Rさんは6回の治療のうち3回が終わり、本日は4回目の治療です。

その様子をRさんと一緒にお届けいたしますので、ご覧ください。

 

【目次】

 

 
当院の再生医療治療について

当院では膝の再生医療治療に力を入れております。
少しでもご興味を持たれた方は、当院の再生医療治療ページをご覧になってみてください。


東京神田整形外科クリニック
再生医療治療について詳しく見てみる

 

再生医療について

 

田邊院長

Rさんは変形性膝関節症に対してエクソソーム治療をやっていただいてます。

エクソソームは私の動画でエクソソームについて説明してますので詳しい方も多いと思います。

 

再生医療は皆さんご存知でしょうか。

再生医療は非常に注目されています。

経済産業省のデータを見てみると、年々受ける人が増えています

 

それは日本だけの話ではなく、世界中で再生医療は非常に流行っています。

世界中が注目しているもしくは注目せざるを得ない再生医療ということになっています。

 

再生医療は別名「細胞治療」、セルセラピーやバイオセラピーとも呼ばれています。

なぜならば細胞を使った治療だからです。

 

例えばPRP療法ですが、血液中の血小板を使った治療のことです。

Platelet-Rich Plasmaの略称でPRPと表現されています。

 

スポーツ選手が受けたことなどがニュースで言われることもあります。

 

悪い治療ではないですが私としては古い治療になりつつあるという印象です。

それに対して血液に対する脂肪の治療ですが、それが非常に良いです。

 

なぜならば脂肪の中には幹細胞という幹の細胞が含まれているからです。

幹の細胞は色々なものに分化できると言われています。

例えば軟骨とか半月板になることができる細胞です。

 

研究が進んでいくとどんなことが分かったか?

細胞から出てくるサイトカインや成長因子が膝の再生に寄与していることが分かってきました。

これはパラグライン効果と呼ばれます。

 

さらに研究が進み、その中で最も重要な物質はエクソソームということが最近分かってきました。

 

論文上では数十年前からエクソソームと言われていますが、臨床的に応用され始めたのがここ数年です。

「軟骨を再生する」「変形性膝関節症の治療効果に有効」ということが論文に示されています。

歴史をたどれば間違いなくエクソソームが効くということが分かってきています。

 

それに対してエクソソームのクオリティが存在するわけです。

その良いエクソソームを獲得・抽出していくことが重要になっています。

 

  • 原材料が何か
  • どうやって作るか

 

この2点が非常に重要です。

 

原材料に関して言うと脂肪から幹細胞を取ってきてそれでエクソソームを作ることができます。

例えば歯髄や骨髄から幹細胞を取ってきてもエクソソームを作ることができます。

 

私が扱ってるものは臍帯由来です。

へその緒から幹細胞を取ってきてエクソソームを抽出します。

 

どこから原材料を抽出すると1番いいか?

答えは、シンプルに最もフレッシュな細胞です。

悪いエクソソームが含まれていると逆に老化させるものが含まれていることもあります。

 

これはまだ確定的な内容ではありません。

例えば80歳の人から取ってきたものがフレッシュかと言われるとそうではありません。

なので、できるだけ若い細胞が重要だと考えられます。

 

現状、一番若い細胞を取れるのが臍帯ですので、理論上は臍帯由来の幹細胞が最も良いとされています。

今回受けていたのは臍帯のウォートンジェリーエクソソームです。

 

3回目の治療を終えての感想

 

田邊院長

トータル6回受けていただく内の3回目が終わったところですが、感想を聞かせてください。

 

Rさん

良くなってきました。

膝のことをあまり気にしなくなりました

 

田邊院長

以前、気にしていた症状は何ですか?

 

Rさん

階段を登ったり、仕事でずっと立っていたりするときつかったです。

膝に力が入るようになって歩くのも早くなったし階段を登るのも少し楽になりました。

先日3連休の時に熱海へ旅行へ行って1日14000〜15000歩歩いても痛みを感じなかったので良かったです。

 

田邊院長

確実に改善してる印象ですね。

再生医療の難しいところはミクロな修復、再生は期待してもいいと思います。

ですが、膝が急に20歳代に戻るようなものではありません。

 

KOOSでの膝の評価

 

田邊院長

先ほどのようなお話も参考にはなりますが、他の人と痛みの改善を共有するということは難しいです。

できるだけ定量的な評価が必要なのでKOOS(国際評価基準)で評価をしていきます。

 

膝の臍帯由来ウォートンジェリーエクソソームの体験談(治療4回目)

画像1

 

①膝の痛み頻度

 「いつも」 → 「週に1、2回」

②膝を捻ったり回したりする時

 「ある程度痛い」 → 「全く痛くない」

③膝を完全伸ばす時

 「少し痛い」 → 「全く痛くない」

④膝を完全に曲げる時

 「ある程度痛い」 → 「少し痛い」

⑤平な場所歩く時

 「ある程度痛い」 → 「全く痛くない」

⑥階段登りする時

 「すごく痛い」 → 「少し痛い」

⑦夜寝ている時

 「ある程度痛い」 → 「全く痛くない」

⑧座ってる時

 「ある程度痛い」 → 「全く痛くない」

⑨まっすぐ立ってる時

 「ある程度」 → 「全く痛くない」

 

ほとんどの項目で1〜2段階の改善を認めていますので、かなり改善していると思います。

いつもお伝えしている通りですが再生医療は最新最強の治療で特にエクソソームは理論上、最強になってくると思います。

 

理論上は最強ですけど、万能薬ではありません。

これで痛みが0になることはなく、経験上KOOSでは2段階ぐらい良くなるという話をしています。

今回もまさにその通りの結果です。

 

元々階段の昇り降りが「すごく痛い」で治療後は「少し痛い」ですが、「全く痛くない」まではいかないということです。

階段の昇り降りは最も負荷の大きい作業になりますので、スコア上はこんなものではないでしょうか。

 

実際の生活の中で気持ちとして変わってくる部分もあると思いますのでそこも含めて参考になると良いです。

 

最近はこんな質問もしています。

まだ治療途中ですが何年くらい膝が若返ったと感じますか?

 

Rさん

6年ぐらいかな。

 

田邊院長

残り3回を通してトータルで10年ぐらいを目指せれば良いと思っています。

治療で不安な点はありますか?

 

Rさん

大丈夫です。

 

田邊院長

残り3回も頑張っていきましょう。

皆さんぜひご自身の治療の参考にしてください。

 

ウォートンジェリーエクソソームの注入

 

膝に幹細胞培養上清液を注射していきます。

 

膝の臍帯由来ウォートンジェリーエクソソームの体験談(治療4回目)

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これらの様子は、動画の6分55秒あたりでご覧いただけます。

 

治療後の歩行の様子

 

膝の臍帯由来ウォートンジェリーエクソソームの体験談(治療4回目)

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歩くスピードが治療前に比べ、約1.5秒速くなっています。

 

歩行の様子は、動画の7分09秒あたりでご覧いただけます。

 

まとめ

 

今回の記事は、幹細胞培養上清液4回目を実施した様子をお届けいたしました。

 

今後も、膝に関する情報を配信していきたいと思いますので、膝の痛みを取りたい方は、当院でのエクソソーム治療をご検討されてはいかがでしょうか。

 

それでは、また。

 

これからも膝に関する情報を一生懸命配信していきますので、膝痛開放ブログのチェックをお願いいたします。 

膝専門YouTubeチャンネルでも配信していますので、ぜひチャンネル登録もよろしくお願いいたします。 

質問がある方は、コメント欄よりメッセージをください。 

 

また、当院の公式LINEをお友達登録していただくと、LINEでも膝に関するご相談をしていただけます。

 

 
当院の再生医療治療について

当院では膝の再生医療治療に力を入れております。
少しでもご興味を持たれた方は、当院の再生医療治療ページをご覧になってみてください。


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