膝の裏が痛い方必見!正座できない本当の理由を知っていますか?
膝の裏が痛いために正座ができなくなってしまった。
なぜ膝の裏が痛いと正座ができないのか。
膝が痛いのにはいくつもの原因があるため他のSNSで見たストレッチをやりすぎてしまう可能性があります。
今後正座をしたい方や運動を再開したい方必見の内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
【目次】
当院では膝の再生医療治療に力を入れております。
少しでもご興味を持たれた方は、当院の再生医療治療ページをご覧になってみてください。
東京神田整形外科クリニック
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膝の裏に痛みが出てしまう理由
膝裏に痛みが出てしまう理由は、膝裏に存在する軟部組織の圧迫ストレスが原因となって発生している場合が多いです!
軟部組織って何?圧迫ストレスって?と声が聞こえてくるような気がするので次の項目で詳しく解説していきます。
①半月板が挟みこまれているから
膝の裏に痛みが出てしまう理由の1つ目は半月板が挟みこまれているからです。
半月板が挟み込まれてしまうと痛みが出る原因として、脛の骨(脛骨)と太ももの骨(大腿骨)の動きが正常ではないために起こってしまうことが挙げられます。
膝関節は曲げ伸ばしの際に、外旋内旋という捻りの動作が発生します。
例えば、
膝を伸ばす=大腿骨の内捻り(内旋)、脛骨の外捻り(外旋)
を伴いながら動きます。
(図1)
理由としては、大腿骨と脛骨の関節面の角度が少し斜めになっており関節を安定させるために上記の内旋外旋が働きます。
この働きが正常でないと関節が安定せず、間に入っている半月板が挟み込まれてしまい(圧迫されて)痛みとして出てきてしまいます。
②ふくらはぎの筋肉が圧迫されているから
膝の裏に痛みが出てしまう理由の2つ目はふくらはぎの筋肉が圧迫されているからです。
これは①で挙げた半月板が挟み込まれた影響でふくらはぎの筋肉が圧迫されて痛みが出ることが原因です。
直接的な理由というよりも二次的な影響のせいで痛みが発生します。
③膝裏の筋肉 ”膝窩筋” が影響しているから
膝の裏に痛みが出てしまう理由の3つ目は膝裏の筋肉が影響してるからです。
長い間、筋肉は伸ばされていないと縮んでしまうということはご存じでしょうか?
久しぶりにストレッチをしてみた時に感じる伸びないこともその一種です。
そんな膝窩筋ですが、膝の裏にあり膝を曲げる動作を担っています。
伸びた状態の膝のロックを外し、膝の内外旋を補助するなど目立たない働きが多いです。
膝関節を伸ばすために膝窩筋をストレッチしている状態が続くと膝裏に痛みが表面に出てきます。
正座ができない本当の理由は2つあった!
正座ができない本当の理由は、
- ①太ももと股関節の硬さがあること
- ②脛と足関節の硬さ
が影響していると言えます。
※正確には 膝の裏に痛みが出てしまう理由 で記載した内容も含まれます。
①太もも、股関節の硬さ
正座ができない本当の理由の1つ目は太ももと股関節の硬さの影響です。
太ももと股関節の硬さが正座に影響する理由は、
太ももの前にある筋肉 “大腿四頭筋” が硬く、伸びないことが影響しています。
筋肉の硬さの影響で曲がらなくなった膝関節で正座をしようとしても、筋肉の硬さで反発してしまい可動域の制限になってしまいます。
②脛、足関節の硬さ
正座ができない本当の理由の2つ目は脛と足関節の硬さの影響です。
脛と足関節の硬さが正座に影響する理由は、
足関節の底屈 (図2参照) 動作が正しくできないことにあります。
(図2)
正座の際は足関節の動きは底屈と呼ばれるつま先を下に向ける動作が必要となります。
足首の関節が硬いとこの底屈ができなくなり正座のできない原因となります。
また脛の筋肉はつま先を上に向ける動作を担っているため、硬くなると底屈の動作制限が出現してしまいます。
膝の裏が痛くて正座ができない本当の理由についてのまとめ
今回は膝の裏が痛くて正座ができない本当の理由についての内容を記載させていただきました。
正座ができない本当の理由は太ももと股関節の硬さと脛と足関節の硬さです。
解剖学的な原因と動作による原因について細かく解説しましたが、半月板の損傷などは目に見えるものではありません。
無理に歩くと悪化してしまう場合があります。
また正座ができない本当の理由を改善すると足まわりの動きが改善する可能性がありますが、自己流のストレッチやトレーニングは症状を悪化させてしまうことがあります。
痛みが強くて歩けない、しゃがむことができなくなった等の悩みのある方はすぐに近くの整形外科に受診し、必要であればMRI検査などで詳しく検査することができます。
これからも膝に関する情報を一生懸命配信していきますので、膝痛開放ブログのチェックをお願いいたします。
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