【APS治療を受けた方向け】最強のエクソソームで膝を治す方法
こんにちは、東京神田整経外科クリニックの膝治療責任者 理学療法士 神林と、
医師 医学博士 整形外科専門医 東京神田整形外科クリニック 院長の田邊です。
本日は、「APS治療を受けられた方へ、膝治療における最強とされるエクソソームで膝を治す方法」について、院長と徹底的に解説していきます。
現在、膝の痛みを直したい方、変形性膝関節症や半月板損傷と診断された方、APS治療を受けられた方は、是非この記事を最後までご覧いただき、参考にしてください。
この記事を見ることでAPS治療とエクソソーム治療を同時に理解し、早期に症状を改善することが可能です。
【目次】
当院では膝の再生医療治療に力を入れております。
少しでもご興味を持たれた方は、当院の再生医療治療ページをご覧になってみてください。
東京神田整形外科クリニック
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APS治療とエクソソーム治療
理学療法士 神林
結論から言うと、APS治療を受けて膝の痛みが治らなかった方には、ウォートンジェリーエクソソーム治療が非常に有効です。
ウォートンジェリーエクソソームとは、膝の痛みを改善すること、膝の炎症を抑えること、そしてさらに膝軟骨を再生・修復する能力を持つ非常に優れた治療法です。
APS治療を行って膝の痛みを諦めている方が非常に多い中で、APSに対して否定的な内容に聞こえるかもしれませんが、否定しているわけではありません。
ただ、APSで症状が改善しなかった人もいるのは事実です。
そのような方には、ウォートンジェリーエクソソームを試してみることをお勧めします。
APS治療について
理学療法士 神林
APS治療については、多くの方がまだ聞いたことがないかもしれません。
この治療とはなんですか?
田邊院長
これは血液を使った再生医療の一種です。
有名な血液を用いた治療はPRP療法で、これは多くの方が耳にしていると思います。
PRP(第1世代)は、7年前くらいに順天堂大学がテレビでやって有名になりました。
自分の血液を10cc〜15ccほど採り、遠心分離をかける治療法です。
この方法がある程度の効果を示していたため、より効果的な治療法を開発することが考えられました。
血液を10ccではなく、50cc採ってくるというやり方です。
それをフリーズドライして濃縮し、効果を高める方法が考案されました。
これがPRP療法の第2世代とされ、APSはPRPの第3世代のような感覚です。
APSでは、50ccくらい採血を行い、元々のPRPより活性化させることが特徴です。
即日投与できることが良いところです。
ただ、APSは抗炎症作用が強いので注射すると痛いと言われることも多いです。
さらに、軟骨を修復する能力が少し弱いとされています。
PRPと同様に、血小板由来の治療で、血小板は血液を止める細胞なのですごく修復できる、というより修復できる成分も含んでいるという表現となります。
そこから出てくる成長因子やサイトカインには効果があると言われています。
理学療法士 神林
APS治療は自分の血液を使用するため、年齢が高いほど効果が鈍くなってきますか?
田邊院長
そうですね、当たり前ですが若い人の方が良く年齢が経ってくると血小板や血液の細胞も弱くなってきます。
理学療法士 神林
自分の血液なので、副作用についてはあまり心配しなくても良い方もいるということですよね?
田邊院長
それも一理あると思います。
ただし、APSは決して悪い治療ではありませんが、効かなかったという人もいます。
APS治療が効かなかった方は、諦めずにウォートンジェリーエクソソームという別の選択肢を検討するのも一つの方法です。
理学療法士 神林
APSに関しては、自分の血液を用いることが一つの特徴の治療になります。
ウォートンジェリーエクソソームは、0歳児の臍帯から幹細胞を抽出し、エクソソームを取り出してくるという方法です。
膝関節に投与して、膝の痛みを改善したり、膝の軟骨を修復したりして、炎症を抑えたりする効果が非常に高いです。
ウォートンジェリーエクソソームについて
理学療法士 神林
エクソソーム治療について詳しく知りたい方がいらっしゃるかもしれませんが、それはどんな治療ですか?
田邊院長
ウォートンジェリーエクソソームは、「ウォートンジェリー」と「エクソソーム」、この2つの単語から成り立っています。
ウォートンジェリーは、臍帯由来を意味し、エクソソームは物質の名前を指します。
ウォートンジェリーではないエクソソームも存在するということです。
エクソソームは幹細胞から取れる物質であり、脂肪や歯髄、臍帯などから取れるため、そこからエクソソームも抽出可能です。
最も良いエクソソームは何かというと、一番良いのは若い細胞から得られるエクソソームです。
先ほど、自分の血液が少し年を取っている場合は良くない、という話もありましたが、何が良くないかと言うと、細胞からSASPという物質が出てくるんです。
SASPは老化因子のことで、年齢が上がると血液を使うとSASPが含まれてしまうので良くないわけです。
それに対して、臍帯由来(0歳の細胞)は、SASPの比率が非常に低いので、非常に良いと言えます。
ですので、ウォートンジェリーは臍帯由来のエクソソームなので治療効果が高いと理解いただくと良いでしょう。
エクソソームは
- 軟骨を修復する効果
- 炎症を高める効果
- 膝の痛みを取る効果
などが既に論文上で示されています。
2022年には「Stem Cells」という雑誌では
- 変形性膝関節症の症状の進行を遅らせる効果
- Ⅱ型コラーゲンやアグリカンの生成を増加させる効果
- 膝関節の炎症物質(MMP-13)を抑える効果
- 軟骨細胞の増殖を促進する効果
- アポトーシス(細胞の死)を抑制する効果
などが報告されています。
理学療法士 神林
エクソソームの数にも違いがあり、当院で扱っている製剤は、スタンダードとプレミアムの2つに分かれています。
スタンダードには1890万個のエクソソームが含まれているのに対し、プレミアムは30億個含まれています。
これは全く桁が違うため、プレミアムの方が膝の痛みを取るに関しては有効ですよね?
田邊院長
結論から言うと、スタンダードエクソソームは来年なくなる可能性が高いです。
結局、最も良いもの以外は使用する必要がなくなるため、プレミアムエクソソームを使用する流れになると思います。
数が多い方が良いということで、30億個や100億個にする必要があるかと言うと、それはまた別ですが、少なくとも億単位であった方が治療効果が高いということが分かってきています。
理学療法士 神林
膝関節が痛い方にとっては、直接膝関節に投与する治療と、全身から治療するという意味で点滴の治療を併用することが重要ですよね?
田邊院長
確かに、全身的な治療は非常に良いと思います。
結局のところ、APSを受けても改善されなかった人は、その血液の質が悪い可能性があるわけです。
点滴治療も併用して全身から若返ることが重要だと理解できると思います。
同じ傷があった場合、若い人の方が治りやすいのは、全身の治癒力が強いからです。
全身の治癒力を高める作業を同時に進めるべきで、全身的な治療と点滴と併用することが望ましいと思います。
理学療法士 神林
ウォートンジェリーエクソソームが非常に魅力的な治療であると感じる方も多いと思いますが、どこで作られているかという点は、皆さんが気にされるかもしれませんよね?
田邊院長
まず、日本製であるという点が非常に重要だと思います。
海外から仕入れている先生もいるかもしれませんが、私たちは日本で、しかも東京大学と共同開発しているため、安心できる、馴染みのあるものであると思います。
理学療法士 神林
これまでの話を聞いて、APS治療とウォートンジェリーエクソームの違いについて理解できたと思いますが、再生医療は日々進化しています。
ウォートンジェリーエクソームが誕生したことにより、即日投与が可能で、膝の痛みが大きく改善し、軟骨も大きく改善するといった論文や臨床データが非常に多くあります。
したがって、APS治療を受けて膝の痛みがなかなか取れないで諦めている方は、ウォートンジェリーエクソーム治療の選択肢もあるということを覚えておいてください。
エクソソーム治療にはいくつかの種類があります。
エクソソームと一言で言っても、経年によって劣化したエクソソームもあれば、臍帯から取り出した新鮮なエクソソームもありますが注意点はありますか?
適切なエクソソーム治療の選び方
田邊医師
現在、エクソソーム治療を行っているのはほとんど私だけの状況ですが、今後は他の医師もこの治療を行うようになると思います。
その際、良質なエクソソームを使用しているかどうかを見極める必要があります。
例えば、キャビアが美味しいとされていますが、すべてのキャビアが美味しいわけではなく、質の悪いキャビアは美味しくないことがあります。
これはエクソソームにも当てはまります。
本物のエクソソームを見分ける方法として、まず、MASEV 2018(国際基準)を満たしているかどうかがあります。
これはエクソソームの品質を保証する基準です。
あと、臍帯由来であることも重要です。
他の由来のものよりも効果が高いとされています。
したがって、ウォートンジェリーエクソソームを扱っているクリニックを選ぶことが重要です。
さらに、そのクリニックが再生医療に精通しているかどうかも重要なポイントです。
私は再生医療に6〜7年携わっており、多くの経験を積んできました。
その経験から、ウォートンジェリーエクソソームが最も効果的な治療であると確信しています。
また、エクソソームの投与方法も重要で、適切な方法で行う必要があります。
クリニック選びもそうですが、医師の選び方も非常に重要で再生医療を専門としている、実力のある医師に治療を受けるべきです。
片手間に再生医療を行っている医師からは治療を受けないようにしましょう。
専門的な知識と経験を持った医師を選ぶことが、効果的な治療を受けるためには不可欠です。
同じ数十万円を支払うのであれば、確実に上手な先生や知識が豊富な先生のもとで治療を受けることをお勧めします。
そして、専門医の資格を持っていることも、非常に重要です。
専門医を持たない院長先生はほとんどいないと思いますが、専門知識を持っていることは治療を受ける際の大切なポイントで医学博士の資格を持つ先生が適切だと考えています。
再生医療は最新の治療法であり、教科書には載っていない情報が多いです。
1年後や2年後に教科書に載るかもしれませんが、それよりも前の段階、つまり論文の段階で最新の情報をフォローアップする必要があります。
そのため、論文をこまめに読むことができる医師が必要で、そういった医師は医学博士の資格を持っていることが多いです。
医学博士は、その分野の研究論文を書いた経験があるため、最新の知識が豊富です。
理学療法士 神林
私たちは患者さんの状態を客観的なデータで評価しています。
国際基準であるKOOS(膝関節評価スコア)という膝の評価表を使用し、患者さんの経過を観察します。
また、レントゲンやMRIなどで患者さんの軟骨のすり減りの程度や幅がどのくらいなのか、傷の位置などを総合的に判断し、どこにどの頻度でエクソソームを投与するか、リハビリが必要かどうかを決定します。
ウォートンジェリーエクソソームを受ける場合、経験豊富なクリニックで治療を受けること、そしてMASEV 2018を満たしているかどうか、客観的に判断してくれるかどうかを確認することが非常に重要です。
リハビリテーションの重要性
当院では、リハビリテーションも重視しています。
APSを受けた方の中には、リハビリテーションを受けていない方も多いかもしれません。
そこで、当院では減量と筋力トレーニングをメインに行っています。
これにより膝の痛みが軽減する傾向にありますので、理学療法士としてしっかりとアドバイスさせていただいております。
太っている方や肥満傾向にある方は特に、膝の痛みを感じやすいため、減量と筋力トレーニングを組み合わせて全体的にフォローアップすることが可能です。
田邊院長
リハビリ施設がないところで再生医療を受けるのは避けた方が良いでしょう。
真剣に膝を治そうと思ったら、リハビリテーションは必ず必要です。
当院では、手術以外の選択肢を全て提供することをコンセプトにしています。
なぜ手術をしないのかというと、単純に私自身が手術を受けたくないからです。
私が膝の問題を抱えた時に、人工関節を勧められても、できれば受けたくありません。
もちろん、避けられない場合は受けますが、可能な限り手術以外の治療を提供したいと思っています。
エクソソーム治療は1本の注射で膝が治る可能性があり、私にとっては非常に魅力的です。
注射自体の痛みはありますが、それさえ我慢すれば痛みから解放される可能性があります。
ただ、エクソソーム治療だけに依存するのではなく、例えば太っている人は痩せる必要があります。
体重が1kg減ると、膝への負担は3kg減るため、体重管理も治療の一環として重要です。
なので、再生医療だけにお金を使うのではなく総合的に治療していくのが重要です。
まとめ
理学療法士 神林
今日は、APSを受けられた方へ、ウォートンジェリーエクソソームが膝の痛みに非常に効果的であることをお伝えしました。
膝の痛みを直したい方、変形性膝関節症や半月板損傷と診断された方、APSを受けても膝の痛みが残っている方は、是非当クリニックの再生医療をご検討ください。
これからも膝に関する情報を一生懸命配信していきますので、膝痛開放ブログのチェックをお願いいたします。
膝専門YouTubeチャンネルでも配信していますので、ぜひチャンネル登録もよろしくお願いいたします。
質問がある方は、コメント欄よりメッセージをください。
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当院では膝の再生医療治療に力を入れております。
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